180の部位に分割されたヒトの大脳皮質(2016年7月20日提供)。(c)AFP/NATURE / Matthew F. Glasser, David C. Van Essen 【7月21日 AFP】医師らはこれまで、血液の循環、消化器系、神経などが記された人体と各器官の信頼できる地図を手にしてきたが、長年にわたり、詳細がはっきりしない一つの「グレーな臓器」にだけは常に業を煮やしてきた──脳だ。 神経科学者、コンピューターの専門家、技術者などからなる研究チームは20日、人の耳と耳の間に広がるこの謎の領域の新たな地図を製作したと発表。これまでで最も正確な「脳の地図」である可能性があるという。 地図作製の過程では、大脳皮質または灰白質と呼ばれる、脳のしわの多い外層部分で、これまで特定されていなかった部位100近くが見つかった。 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された今回の研究に共同で資