クマ農場が閉鎖されていっているベトナムで、熊胆を伝統的な薬として利用してきた消費者の多くは、今後もクマの胆汁が利用できるかどうかについて「無関心」と答えていることが分かった。(PHOTOGRAPH BY MARK LEONG, NAT GEO IMAGE COLLECTION) ベトナムでは今、クマの胆汁を採取するためのクマ農場の閉鎖が相次いでいる。11月18 日付けで学術誌「Conservation and Society」に掲載された最新の研究によると、伝統医療で使われ続けてきた熊胆について、消費者はもはや「無関心」だという。 ベトナムではかつて、野生のクマから胆汁が採取されていた。1990年代、胆汁の需要が高まると、国際自然保護連合(IUCN)がいずれも危急種(vulnerable)に指定するツキノワグマやマレーグマの飼育が始まった。風邪や打撲などの治療に用いられてきたクマの胆汁には
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