<from saitama 目指そう安全、快適> ◇若手選手育成、最高峰狙う 健康志向とエコで愛好家が増え続ける自転車。埼玉は、県民1人あたりの保有台数が全国1位で、平たんな土地の割合が多い「自転車県」だ。この秋も、伝統レース「秩父宮杯県自転車道路競走大会」(18日)や市民参加の「埼玉サイクリングフェスティバル」(10月16日)などのイベントが予定されている。裾野を広げる埼玉の自転車界から世界への夢を追ってペダルを踏み続ける人たちを紹介する。【西村隆】 ◇欧州へ派遣し本場体験 国内無敵チーム実現も、資金難で活動休止 「野球なら大リーグ、サッカーならW杯、自転車ならツール・ド・フランス」。東松山市を拠点にする、プロ自転車ロードレースチーム「エキップアサダ」の浅田顕(あきら)監督(43)は語る。 自転車レースの最高峰、ツール・ド・フランスに出場するチームに育てることが目標だ。しかし、その夢舞台