JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ「新空港線」(蒲蒲線)の計画実現を目指す東京都大田区は、東急多摩川線・矢口渡駅―京急蒲田駅間の概算事業費を約1260億円と算出した。 区は今年度にも第3セクターを設立し、整備実現に向けた準備を急ぐ。 区の計画では、矢口渡―東急蒲田駅間の途中で線路を地下に通して、京急蒲田駅までつなげる。東急、京急蒲田駅には、新たに地下駅を設ける構想だ。同区間の計画を巡っては、昨年4月、国土交通省の交通政策審議会が、「事業化に向けて費用負担のあり方等について合意形成を進めるべきだ」と答申している。 区は今回の概算事業が実現した場合、羽田空港へのアクセスが、池袋発で6分、田園調布駅発だと20分短縮できるとしている。