ブックマーク / president.jp (6)

  • 東大に行っていいのは金持ちだけ、貧乏人は下等な教育でいい…明治初期の福沢諭吉がそう説いていたワケ 「不平は共産主義の形で現れる」という予言

    慶應大学をつくった福沢諭吉の東大批判 明治初頭、福澤はすでに「官の学校」の長所として「自おのずから仕官の途に近し。故に青雲の志ある者は殊に勉強することあり」と述べていた(「学校之説」)。 帝国大学への進学はエリートの地位と制度的に直結しており、立身出世を求める若者にとって抗いがたい魅力を持つ。一方の私学は兵役の猶予すら得られない。 官学の隆盛と私学の衰退は、明治10年代後半以降の福澤がリアルタイムで感じ続けた危機だったのである。 このあたりから福澤の官学批判はエスカレートしていく。前に触れた1887年の論説「国民の教育」では、「人民が私の目的にする其教育に公けの金を使用するは正則にあらず」と主張した。 教育とは、子供を成功させたい、立身出世させたいという親の「私情」によるもので、そもそも「公共の資金」を支出する対象ではない。ただし、なにも教育しないのは「社会全体の安寧」に問題を生じるので、

    東大に行っていいのは金持ちだけ、貧乏人は下等な教育でいい…明治初期の福沢諭吉がそう説いていたワケ 「不平は共産主義の形で現れる」という予言
    kamenoseiji
    kamenoseiji 2024/05/24
    国立大学への予算配分を不公平だと嫉妬し私学助成金を請う私立大学が、「貧乏人は下等な教育でいい」と格差拡大を肯定する。自己矛盾に気付いていないのかしら。
  • 一般道を時速194kmで走っても「高級輸入車」なら危険運転ではない…重大事故をめぐる理不尽な法解釈 遺族を苦しめる「危険運転致死」の高すぎるハードル

    なぜ「無謀な速度違反」がなくならないのか 4月13日、下記のニュースが報じられました。 『9歳の女の子が死亡 一般道を速度100キロ超で走行か… スポーツカーの医師(36)を危険運転致死傷の疑いで書類送検』(RCC中国放送) 事故が起こったのは2022年6月18日午後8時すぎ。広島県福山市の交差点で、医師の男性(当時36)が運転するフェラーリと、交差点を右折してきた対向の軽乗用車が衝突。軽乗用車に乗っていた女児(当時9)が車外に放出されて死亡、運転していた女児の祖父と近くを歩いていた男性が重傷を負うという痛ましいものでした。 事故直後のTVニュースで激しく損傷した白いフェラーリの映像が映し出されたとき、「高速道路でもないのに、いったいどんな走り方をすればここまで車がつぶれるんだろう……」と感じたことを鮮明に記憶しています。 その後、防犯カメラやドライブレコーダーを検証した結果、医師の男性は

    一般道を時速194kmで走っても「高級輸入車」なら危険運転ではない…重大事故をめぐる理不尽な法解釈 遺族を苦しめる「危険運転致死」の高すぎるハードル
    kamenoseiji
    kamenoseiji 2023/05/05
    厳罰化より仕組みで解決すべき。鉄道のATC(自動列車制御装置)と同様に、自動車にも制限速度を守る装置を車検で義務付けよう。自動運転より技術的に容易かつ急務。
  • 「自分の意見は正しい」としたり顔で話し続ける人に本当の正解を抵抗感なく伝えるための鉄板フレーズ 人生やビジネスといった「答えのないゲーム」で直接否定するのはNG

    自身の考えが正しいと思い込んでいる人を説得するにはどうすればいいか。経営コンサルタントの高松智史さんは「自分の意見を丁寧に説明したり、相手の意見を直接否定しても議論にならない。相手の答えが成立する条件を先に提示しつつ、その条件が成立しないから違う道筋を伝えるべきだ」という――。

    「自分の意見は正しい」としたり顔で話し続ける人に本当の正解を抵抗感なく伝えるための鉄板フレーズ 人生やビジネスといった「答えのないゲーム」で直接否定するのはNG
    kamenoseiji
    kamenoseiji 2023/03/22
    Bが明らかにダメな条件を示す。この例なら、「復路の速さを0.001 km/hにすると平均時速30.0005 km/sとなるか」と問う。
  • なぜ日本の郊外には「タダ同然の住宅地」が大量にあるのか…「限界分譲地」という大問題を告発する 無責任の体系によって「都市の荒廃」が進んでいる

    の郊外には「タダ同然の住宅地」が大量にある。そうした「限界分譲地」の取材を続けているブロガーの吉川祐介さんは「限界分譲地は戦後の土地開発ブームに乗じて作られた。居住ではなく投機が目的だったため、放棄された空き地が虫い上に広がっている。限界分譲地に住むことは可能だが、自治会は機能せず、道路や公園は雑草で埋もれることもある」という――。 日に点在する、忘れ去られた分譲地 戦後の日は近年に至るまで、深刻な住宅問題を長く抱えてきた。 終戦直後は、空襲で家を失った人や復員兵や引き揚げ者の住宅の確保。人口増と高度成長がもたらした都市の過密と住宅不足、そして住環境の悪化という問題があった。 過熱する土地開発ブームによる地価の高騰などもあり、どの時代においても庶民は、激変する社会情勢の中で、ひとつのマイホームを確保するのが精いっぱいの状況だった。 地価高騰の時代と聞くと、1980年代末ごろのバブ

    なぜ日本の郊外には「タダ同然の住宅地」が大量にあるのか…「限界分譲地」という大問題を告発する 無責任の体系によって「都市の荒廃」が進んでいる
    kamenoseiji
    kamenoseiji 2022/08/05
    都心からさらに離れた成田市にどうしても空港が買収できない土地があることを考えると、この問題の深みが増します。
  • 「費用が高くて無理」から一転、駅のホームドアが急に増えた鉄道業界の変化 完備は無理だといわれてきたが…

    駅の転落事故はホームドアを設置すればほとんどが防げる。ただし、設置には高額な費用がかかり、工事も難しい。なかなか設置が進んでこなかったが、ここに来て各社が相次いで完備させつつある。何が起きているのか、鉄道ジャーナリストの枝久保達也氏が解説する——。 後を絶たないホームからの転落事故 20年前の1月26日、JR山手線新大久保駅で酒に酔ってホームから転落した男性と、男性を助けようとして線路に飛び降りた日人男性と韓国人留学生の3人が電車にはねられて死亡する事故が発生した。 国土交通省はホームからの転落事故に対する安全対策として、非常停止ボタンまたは転落検知マットの設置、ホーム下待避スペースの確保などの措置を講じるよう全国の鉄道事業者に対して指導するとともに、「ホーム柵等の設置促進に関する検討会」を設置して、既存路線へのホームドア設置の技術的な課題の調査に着手した。 しかし、それから10年後の2

    「費用が高くて無理」から一転、駅のホームドアが急に増えた鉄道業界の変化 完備は無理だといわれてきたが…
    kamenoseiji
    kamenoseiji 2021/02/20
    ホームドアはATO(自動列車運転装置)やワンマン運転を可能にし人件費を削減できる、という経済的な利点が大きい。
  • 「金持ちほど税金を払わなくていい」世界中で"富裕層への減税"が進む深刻な理由 ますます広がる「課税格差」のなぜ

    富裕層に高率で課税しても、国外へ流出してしまう グローバル化は、税制に対して次の3つの大きな変化を引き起こす。第1は、「所得税のフラット化」、第2は、資への軽課と労働・消費への重課、そして第3は、法人税率の引き下げである。以下、順次みていこう。 第1点目の「所得税のフラット化」とは、累進所得税の最高税率が引き下げられることを意味する。高所得になるほど急峻に上昇していた税率の階段が緩やかな上昇へと変化するため、税率構造が「フラット化」する。 図表1は、1975年から2019年までの40年以上にわたる、主要OECD諸国の所得税最高税率の推移を示している。 ここにはっきり現れているように、所得税の最高限界税率は、1980年から1990年代半ばにかけて大きく低下し、かつては70~90%もの高率だったものが、現在は40~60%の範囲に収まるようになっている。 これは、所得税による所得再分配機能の喪

    「金持ちほど税金を払わなくていい」世界中で"富裕層への減税"が進む深刻な理由 ますます広がる「課税格差」のなぜ
    kamenoseiji
    kamenoseiji 2020/12/17
    税率が高いから国外へ流出する富裕層なんてどれだけいるのか?治安が悪い国で安全を確保するコストは相当高い。治安の良い日本で資産税を課しても、富裕層の多くは出て行かないよ。
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