インターネットのペニーオークションサイトの運営者らが商品を落札できない仕組みにして、参加者から入札手数料を詐取したとされる事件で、バラエティー番組などに出演する人気女性タレント(35)が自身のブログに、このサイトで商品を落札したと紹介していたことがわかった。タレント側は京都、大阪両府警に対し「落札はうそで、知人から30万円をもらってブログに載せた」と説明。両府警は運営者らが参加者を増やすため、有名人を宣伝に利用した疑いがあるとみている。 問題のサイトは「ワールドオークション」。運営していた大阪市のネット関連会社社長・鈴木隆介容疑者(30)ら4人が詐欺容疑で両府警に逮捕されている。 捜査関係者らによると、タレントが紹介していたのは2010年12月27日のブログ。「オークションでゲット」とのタイトルで、商品に顔を寄せてほほ笑む写真を載せ、「空気清浄機が欲しかったので、お友達から教えてもらったワ
眠れないほど響く、子供の泣き声と異臭――。30日、大阪市西区のマンションで女児と男児の遺体が見つかった死体遺棄事件。近隣の住民らは以前から、この部屋の異変に気付いていた。通報を受けた児童相談所の職員が部屋を訪ねたが、室内の様子をつかめなかった。幼い2人の命は救われず、子供が犠牲になる悲劇が繰り返された。 2児と同じ3階に住む女性(28)は昨年末頃から、毎晩のように、子供が泣き叫ぶ声を聞いた。眠れないほど大きい時もあった。「痛い、痛い」とうめいているのに気づいたこともあるといい、女性はマンションの管理会社に通報した。泣き声は6月頃、ぴたりと止まったという。 女性は「虐待を疑い、『中で死んでいるのではないか』と心配したが、まさか本当に亡くなっているとは……。助けてあげられる命だったのかもしれない」と涙を流した。 「未明の時間帯にも『ギャー』という声が響いていた」。深夜に帰宅することが多い住人の
脳機能を画像化する装置の発展で、脳に関する非科学的な俗説が広まっていることから、日本神経科学学会(津本忠治会長)は8日、新たに研究者が守るべき注意点を盛り込んだ研究倫理指針を発表した。 指針は2001年に策定、昨年12月、大幅に改定した。近赤外光脳計測装置(NIRS)など、人体を傷つけない装置の開発で、工学、文学など異分野の研究者が脳科学に参入した。しかし、ゲームに熱中すると、脳の前頭前野の働きが低下する「ゲーム脳」になるといった研究などが、科学的検証を受けずに流布。発表時には科学的根拠を明確にするよう求めた。また、実験で被験者へのインフォームド・コンセント(説明と同意)が十分ではない研究者が目立つとして、人権への配慮を徹底すべきだと指摘した。指針は、学会のホームページ(http://www.jnss.org/)で公表している。
政府は、民法に規定された親権について、制限する制度の導入方針を固めた。親による子への虐待が深刻化している現状に対応するためには、親権制限に踏み込まざるを得ないと判断した。千葉法相は2月にも法制審議会(法相の諮問機関)に親権制度の見直しを諮問する。2011年中に答申を得て、同年の通常国会に民法改正案を提出したい考えだ。 親権制限の見直し策としては、〈1〉一定の期限を設けて親権を停止〈2〉親権の一部である、子どもの世話や監督をする「監護権」などを停止する――などが挙がっている。 現行の民法には、親権の全部を奪う「親権喪失制度」がある。しかし、期限の定めがなく、親子関係に与える影響が大きすぎるとして、適用されるケースは少ない。このため、児童養護施設などの現場から、より使いやすい制度を設けてほしいとの要望が出ていた。 親権制限は、親族や児童相談所からの申し立てを受けて家庭裁判所が決定する。この後、
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