みかんは、私たちが普段みかんの皮と呼んでいるだいだいいろの色のところを「フラベド」、その内側の白い海綿のような部分を「アルベド」、さらに内側にみかんの房がならんでつまっています。ひとつひとつの「房」は、じょうのう(袋)と砂じょう(袋の中身)でできています。「じょうのう」は花の子房が成長したものです。じょうのうの中にある、水分の多いつぶつぶしたところが「砂じょう」です。じょうのうの表面には、網の目のような白いすじの「維管束」があります。維管束は、葉や土から吸収した栄養分や水分をみかんに補給するはたらきをします。 ーおいしいみかんの見分け方ー みかんは、はじめ縦方向に細長く大きくなり、甘みが増してくる夏から秋にかけて横に成長して、熟すころには扁平な形になります。 [外見] 扁平な形でだいだい色がこく、枝から伸びて果実をつけている部分である果梗が細いみかんがおいしいと言われています。腰高で果梗が