「クックの開き直りは新たなApple誕生の兆し」『沈みゆく帝国』の著者が語る、イノベーションのジレンマに抗う方法 2014/07/25公開 これまで独自路線をひた走ってきたAppleの動きが変わってきている。 IBMとのエンタープライズモビリティ分野における提携や、ヘッドホンメーカーBeatsの買収など、これまでのAppleには見られなかった他社連携の動きが活発になっているのは周知の通り。さらに、変化は業務提携だけにとどまらない。今年のWWDCでは、今までCEOのティム・クックが行っていた発表を他者に任せるなど、Appleの中ではゆっくりと、しかし、確実に何かが起きていることがうかがえる。 これらの動向を、「新しい“クックのApple”らしさ」と表現するのは、2014年6月に発売された『沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、Appleは偉大な企業でいられるのか』の著者、ケイン岩谷ゆか