私は加齢による衰えを全く信じていないが、体験としては同様な状況を感じることがある。過去、体験したことがあり、完全に習得したと思ったことを、長らくやっていない時。それを久しぶりにやってみたときに、随分忘れていることに気がつくことである。 今、久しぶりにインフラ構築を自分で一からやっているのだが、これがまた新しい学びがある。こんな感じだったらできるだろう!みたいに思っていたのに、当てが外れることばかりだ。そこで頭をひねって問題を回避しつつ目的を達成しようとはしている。でもこれは、部下に「やっておいて」とお願いし、結果だけを受け取ったら自分では気付けることがないのだろう。 会社で仕事が属人化しないように、若手にどんどん実作業をやらせて、ベテランは後ろで見ているという、普通の組織でやりそうなことを忠実にやっていると、自分がベテランで、偉くて、何でも知っていると言う役割感だけが先行し、実際は手を動か