計算機プログラムの構造と解釈posted with amazlet on 06.04.15 Gerald Jay Sussman Julie Sussman Harold Abelson 和田 英一 ピアソンエデュケーション (2000/02) 売り上げランキング: 56,404 Amazon.co.jp で詳細を見る 自分が「計算機プログラムの構造と解釈」という本を勉強していった過程をまとめています。 この本の本質は、翻訳の悪さでも難しい数学でもないです。 なんと伝えたらよいのだろうか。 全部読み終えたときにまとめたいと思います。 →読み終わったのでまとめました。「「計算機プログラムの構造と解釈(SICP)」を読み終えて」 読み終えたら次のステップとしてはOn Lispなどがおすすめです。 目次 関数型言語の勉強にSICPを読もう - (1) SICPを読み始めた理由 関数型言語の勉強に
こんにちは、SICPが好きな高橋です。って、どんだけ好きかはこの辺を読んでいただければ(ちなみに「このときの様子がなんとなく目に浮かんでいるのではないか」というのは控えめな表現で、100%かんぺきな再現力だと思います。私は爆笑してしまいました)。 さてさて、またまたSICPが話題になっていたようですね。しかもちょっとネガティブな意味でも。まあ、確かに新版の翻訳はちょっと読みにくいのもありますし、万人におすすめ、というわけではないのもわかりますが。 だがしかし。 http://d.hatena.ne.jp/nowokay/20090322#1237667055 じゃあ、SICPはどういう本か。 LISPを使って仮想マシンを作って、LISPコンパイラを作って実行させて、プログラムがどのように動くかを勉強する本だ。 えええええ。いやいやまさか、そういう本じゃないはず、ですよね? とは言うものの。
SICPは、よい内容について書かれた本であり、最良の本だった時期もあった。 けれども、今となっては、理解が難しく内容の割には時間がかかる、時間の無駄ともいえる本といってもいいかもしれない。 もちろん、Schemeの可能性、数値計算、プログラミング、コンピュータ教育の歴史、そしてSICP自体のすべてに興味があれば、効率がいい本かもしれない。 けれども、コンピュータ教育の歴史、SICP自体に興味がないのなら、あまり効率のいい本とはいえない。特に、Scheme、数値計算に当面の興味はなく、プログラミングについてだけを学びたいのであれば、時間の無駄でしかないと思えるし、今となっては足りない部分もある。 SICPの欠点として、まず、次の点が挙げられる。 日本語がよみにくい サンプルに数学の知識が必要 プログラムがよみにくい 日本語がよみにくいというのはよく指摘される。ただこれは翻訳だけが悪いのではな
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