川崎市宮前区の区長が今月17日夜、市議の携帯電話に2時間ほどの間で80回を超える電話をかけ続けていたことが分かった。市議が20日、明らかにした。市議は「威力業務妨害での刑事告訴も考える」と憤慨。区長は取材に対し、「コミュニケーションの取り方が不十分だった」と説明している。 市議は、飯田満市議(民主)。17日にあった一般質問で、事前通告をせずに、和田秀樹・宮前区長に区内の浸水被害について災害時の連絡態勢などをただす質問をした。 飯田市議によると、この日の午後8時過ぎから約2時間10分の間に、和田区長から86回の着信があり、うち24件は留守番電話にメッセージが残っていた。登録していない番号表示だったので、応答しなかったという。 「事前通告にない質問をされ、災害時の対応を批判されたことが関係しているのではないか」と飯田市議。今後、文書などで正式に抗議を申し入れるという。 和田区長は「事前