特記事項:GHQにより1945年(昭和20年)9月30日付「外地ならびに外国銀行および特別戦時機関の閉鎖に関する覚書」における閉鎖機関に指定、解散。 南洋拓殖株式会社(なんようたくしょく)は、かつて大日本帝国の委任統治領であった南洋群島パラオ諸島コロール島に本社を置いていた企業。通称は南拓。 1936年(昭和11年)11月27日に南洋拓殖株式会社令(昭和11年勅令第228号)によって設立された特殊会社で[1][2]、特にミクロネシアでの開拓事業を推進した中心的機関であった。第二次世界大戦終結時のポツダム宣言の受諾に伴い、1945年(昭和20年)9月30日に閉鎖機関に指定されて解散した。 概要[編集] 南洋拓殖(南拓)は、1935年(昭和10年)に拓務省が立案した『南洋群島開発十ヵ年計画』に基づいて翌年発令された南洋拓殖株式会社令により設立された国策会社であり、株式会社の形態をとった[1]。