中国の放送規制当局は、規定の時間を超過して放送を行ったとして、テレビの人気オーディション番組「スーパーガール」の放送を1年間見合わせるよう命じた。中国紙チャイナ・デーリーが19日報じた。 2007年に設定された規制では、「スーパーガール」の放送時間は最長90分となっている。しかし、人気の高い同番組はしばしば時間を超過して放送されることがあったもよう。 「スーパーガール」を制作する湖南衛視は、当局の要請に従い、「スーパーガール」の代わりに「倫理や道徳を奨励する」内容の公共サービス番組を放送するという。 中国伝媒大学のJin Yong氏はチャイナ・デーリーに対し、規制当局が「スーパーガール」の放送中止を求めた理由について、番組の出演者が不適切な発言をしたか、出演者の服装に問題があった可能性を指摘。「(番組の)スタイルが一部の年配の視聴者の気分を害した可能性がある」と述べた。(ロイター)