鳩山元総理大臣は、外務省が事前に中止を要請するなか、ロシアが一方的に編入したウクライナ南部のクリミアを訪問しました。 ウクライナ南部のクリミアを巡っては、外務省がロシアによる一方的なクリミア編入は力を背景とした現状変更であり、認められないという立場を示しています。 さらに、ロシアの査証を取得しロシアの手続きに従いクリミアに渡航することはロシアの領土であることを前提とするものとなり、「政府の立場と相いれない」として、鳩山氏に対し訪問の中止を要請していました。 これに対し鳩山氏は「クリミアの住民がロシアによる編入をどう思っているのか知りたい」と述べ、現地で住民の意思を確認するため、訪問を決めたとしています。 日本の総理大臣経験者がクリミアを訪問したことは、編入の正当性を主張するロシアに利用されかねないという見方が出ています。 鳩山氏のクリミア訪問は10日から12日までの予定で、11日に地元行政