はじめに コンピュータ将棋の分野では、年々ソフトウェアの棋力が向上しており、10年以内にソフトウェアが平手でプロ棋士を破る日が来るのではないかと予想されている。 しかしその一方で、人間の「直観」による高度かつ高速な計算力は、未だその詳細が明らかになっていない。 人間の意図を計算機に伝えるためのプログラミング言語の世界においても、脳の直観を最大限に活かすには、現代のプログラミング言語はいずれも単純すぎると言えるだろう。 しかし最近では、これを逆手に取って、人間同士が戦うボードゲームのルールや戦略を抽象化し、プログラミング言語の世界にフィードバックする試みが実用化され始めている。有名なところでは、Google社のプログラマの手による囲碁をモチーフにしたプログラミング言語が一般公開されたのも記憶に新しい。 ModanShogiはこのようなトレンドをいち早くキャッチし、日本のポピュラーなボードゲー
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