HTML5という新しい仕様がでてきましたが、既存のHTMLやXHTMLとはどのような関係があるのでしょうか。簡単にHTMLとXHTMLの歴史を振りかえりながら、両者が抱えた問題や、HTML5の目的について説明しようと思います。 HTML ― 拡張のなかで進化していった言語 HTMLはWeb上での情報交換フォーマットとして、Tim Berners-Leeにより生み出されました。「シンプルなハイパーテキストを記述する」という目的があったため、定義されている要素は見出しやリスト、リンクなど、文書構造や文章の意味を記すものに限られていました。 ところが、Webが普及するにつれ、視覚表現をコントロールする要素(いわゆる「タグ」)がブラウザーベンダーにより追加されていき、語彙が膨れ上がってしまいました。さらには、要素の意図とは異なった使われ方をされる例(blockquoteやtableなど)が増
このコミックは、“Misunderstanding Markup: XHTML 2/HTML 5 Comic Strip”にあるコミックを、著作者の許可を得て日本語に訳したものです。 元になった記事の翻訳も行っています。“Misunderstanding markup”をご覧ください。 先週、W3CはXHTML 2 Working Groupが年内でその活動を終了すると発表したんだ。単刀直入で、歓迎されるべきことだったんだけど、「XHTMLが終わってしまう」と多くの人を混乱させてしまった。Zeldmanのblogポストに寄せられたコメントを読むと、それが分かると思う。 仕方のない部分もある。異なる技術に、同じような名前がついていたことが原因なんだから。しかも、これは今に始まったことじゃあない。 たとえば、JavaScript。Javaになにか関係しそうだけど、そうじゃないよね。書き方がすこ
携帯サイトの作り方 第1回 作成方法の基礎携帯電話などから閲覧できる「ケータイサイト」を作ってみましょう。携帯端末に搭載されているブラウザに関するいくつかの制約を押さえておけば、あとは簡単に作成できます。まずは、携帯サイト作成の基本をご紹介。 (注) 本記事の解説は、ガラケーサイトの作成方法です。 本記事は、ガラケー(フィーチャーフォン)端末向けのウェブサイトを作成する方法の解説です。スマートフォン端末向けのウェブサイトの作成方法ではありませんのでご注意下さい。スマートフォン向けモバイルサイトの作成方法に関しては、下記の記事などをご参照下さい。 スマートフォン対応サイトを作る際の注意点 レスポンシブ・ウェブデザインの簡単な作り方 レスポンシブCSSで使うブレイクポイントの決め方 モバイルファーストでデザインする際のCSSの書き方 ブラウザの幅に合わせて表示を自動変更するレスポンシブ技12選
文書構造を表現するタグ 文書構造を表現するXHTMLタグを大まかに分類し、分類したタグをXHTMLの“要素”として、1つずつ紹介していきます。 これらの要素類はXHTMLの骨格(枠)となる部分を形成していくために使われる、XHTMLタグの記述(=マークアップ)を行ううえで基礎となる要素類です。 htmlタグが一番の外側(先祖)となり、その内側(子)に上からhead要素、body要素といった順番でマークアップされます。 ページとして作成する(.htmlファイル)の文書構造を考慮し、情報構造として論理的に合っているかというのを考えながらマークアップを行いましょう。 html要素 htmlのそれぞれの要素はhtml要素を頂点とする階層構造になっています。 その中でhtml要素は最も基礎となる要素で、そのほかの要素はすべてがhtml要素の子や子孫(※)となる関係性になります。 なお、htmlファイ
フロートによる回り込みを解除する フロートを利用してボックスを配置すると、意図しない要素が回り込みしてしまうことがあります。 フロートとは、『フロートを適応した指定された要素を通常の流れから取り除き、左または右に寄せて配置するをさせる機能』のことです。 また通常の流れから取り除くということは、親要素が高さを持っていない場合、 子の高さ(height)によって高さを維持していた親の高さ(height)は失われます。 つまり子に対してフロートを適応すると親の高さが0になり、 よく問題として挙げられる『背景がなくなる』といったことが起こるわけです。 その為、フロートを適応したら、解除の設定をする必要があります。 ここでは3タイプの解除の方法を載せてみます。 ■ 元の状態 floatを適用する前の状態です。 - XHTML - ■ contentsにfloatを適応する div id="conte
HTML 5は、HTML、XHTMLと、それらをスクリプトなどで扱うための仕組みの定義を総合的に扱う、新しいHTML仕様だ。 HTML 5を正しく理解する大きなポイントとして、現在はウェブ標準の仕様を多く定めているW3C(ワールドワイドウェブコンソーシアム)で策定作業が進められているが、以前はWHATWGという団体によって「ウェブアプリケーション1.0(Web Applications 1.0)」という名前の仕様として開発が進められていた点がある。内容にふれる前に、まずはその根本の思想にもかかわるWHATWGという団体について軽くふれておきたい。 WHATWGの正式名称は「ウェブハイパーテキストアプリケーション技術ワーキンググループ(Web Hypertext Application Technology Working Group)」。ウェブブラウザの開発元であるApple、Mozill
「HTML5タグの誤用で恥をかいた」「分厚い仕様書は読み切れない」コーダー&デザイナーのためのコーディングガイド。最終草案に対応したほか、商用サイトを意識したコーディング例を新たに書き下ろし。HTML5マークアップへ移行するために必要な知識を効率よく学べる1冊です。ネットで話題の「HTML5カルタ」付き! HTML5マークアップ 現場で使える最短攻略ガイド 定価:2,808円 (本体2,600円)/形態:B5変 (240ページ) ISBN:978-4-04-866070-9 HTML5と従来のHTML4.01やXHTML1.0との違いは、既存のサイトをHTML5化してみると理解しやすいでしょう。今回は、実在するWebサイトをHTML5に(勝手に)リニューアルしながら、HTML 4.01やXHTML 1.0との違いを解説します。ソースコードだけをリニューアルすることは実務ではあまりないと思い
The World Wide Web Consortium (W3C) develops standards and guidelines to help everyone build a web based on the principles of accessibility, internationalization, privacy and security. Working with stakeholders of the Web A range of organizations join the World Wide Web Consortium as Members to work with us to drive the direction of core web technologies and exchange ideas with industry and resear
class="abstract" itemprop="http://purl.org/dc/terms/abstract"ひろく普及したHTMLの資産を生かしつつ、より強力で応用範囲の広いXMLの技術をWebに取り込むために、HTML 4.01と互換性を持つ新しいマークアップ言語XHTML 1.0が勧告されました。次の世代に備えるための、いくつかのポイントをご紹介します。 XHTMLとは XHTMLの基本形 HTMLとの互換性について 従来のHTMLをXHTMLに変換するための若干のヒント XHTMLとは 2000年1月26日にW3Cの勧告となったXHTML(Extensible HyperText Markup Language)[XHTML10]は、素朴な文書構造記述言語として発展してきた(あるいは混乱してきた)HTMLに、XML[XML1]の持つ柔軟性、拡張性を取り入れたものです。H
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