第16回プログラミング言語とTDDは、どちらを先にマスターすべきか? 和田卓人 2007-12-21
2014-10-17 TDDを諦めることと、RSpecをやめること Ruby on Rails Ruby RSpec 開発手法 最近Web上でも仕事場でも、RSpecをやめて別のテストフレームワークに変えようと思っている……みたいな話をちょくちょく見聞きするようになった。僕がRuby on Railsで開発を始めた2012年8月当時、すでにRSpecはテストフレームワークのデファクトと言ってよかった。一斉を風靡したRSpecが、なぜ今見直され始めているのか。 きっかけになったのは今年4月の、Rails作者であるDavid Heinemeier Hansson(以下DHH)によるTDD is dead発言だと思う。 5月にはこの発言によるTDDへの風評被害を重く見たKent Beck*1が、レフリーにMartin Fowler*2を迎え、DHHと相対するドリームマッチが開催された。この会談の
はじめに Cucumberとは受け入れテストのためのテスティングフレームワークです。CucumberはRuby on Railsに依存しているライブラリではないため、例えば同じRuby制のフレームワークであるSinatraはもちろん、PHPなどで書かれたアプリケーションでも使用することができます。 Sinatraやフレームワークを使用していない素のRubyスクリプトなどをベースにCucumberの解説をすることも可能ですが、今回は仕事で使っている人が多く、また筆者自身もRailsを使って開発をしていることもあって、Railsをベースに解説させていただきます。 なぜCucumberなのか 筆者が勤めている株式会社RAWHIDE.では、Railsアプリを作成する場合、原則的にCucumberでテストを書くようにしています。Cucumber採用当時は、社内にナレッジが少ない、不慣れなど、なかなか
最近のRuby on Railsプロジェクトで使ってるもの・やっていることを紹介します。 rake setupちょっと前にこの記事を読んでやりたかったやつです。 Setting up a new machine for Ruby development by David of 37signals $ git clone git@your-server:you/your-repo.git $ rake setup すると、開発に必要な環境ができあがるというrake task。今いるプロジェクトではデータベースを作りなおして、開発環境用のテストデータを投入。テストデータのまとめ、各種URLなどを表示しています。 何かデータが変になったとか、まっさらの状態から動かしたいとか、そういう時はとにかくrake setupすればOK。 rake setupを一発叩けばアプリがそれなりに動く状態になる、っ
DRY原則に従おうとするほど、テストコードがどんどん読みづらくなる。 The RSpec Bookに答えがあるかと思って読んでみたものの、「あるある」と一言述べているだけだった。辛い。 テストコードが読みづらくなる例を示すために、1つRubyのライブラリをつくった。 値とパターンを与えてValidationを行う機能を提供するライブラリ。 実装60行、テスト120行なので、詳しく見たければすぐ読めると思う。 最近不本意ながらキラキラネームの命名力が上がってきたと思う。 avalon - A validator implementation for Ruby https://github.com/r7kamura/avalon 冗長だが読みやすい例 letもsubjectもローカル変数も何も用いずに率直に書いたテストコード例がこちら。 冗長だが読みやすく、テストコードを見ればライブラリの使い
和田 卓人(@t_wada) 作『RSpec の入門とその一歩先へ』はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。 東京 Ruby 会議 03 の RSpec ワークショップの資料です。このワークショップでは参加者の方に「写経」(コードを書き写すこと)をして貰い、TDD/BDD と RSpec を同時に学べるように都度説明を入れるかたちで行いました。 第2イテレーションも書きました。続きに興味ある方はご覧下さい (更新) 第3イテレーションも書きました。続きに興味ある方はご覧下さい 1st iteration favotter の みたいな NG ワードのフィルタリング機能を RSpec で作りましょう。まずは NG ワードの検出機能を作成します。 このイテレーションでは最初ベタな形のテストコードと実装を書き、だんだんとそのコードを洗練させてゆきま
ここ数日 ruby をやってるんですけど、ruby といえばテストらしいので Test::Unit やら RSpec やらを調べてました。しかし僕はこれまでまともな TDD をやってこなかったので、先にテストとは何ぞや?TDD とは何ぞや?ってのを調べたりしていました。 この記事は、ずぶの TDD 素人がテストについて知り始めたまとめです。 1. きっかけは RSpec のドキュメント そもそも RSpec の↓紹介文の冒頭から意味不明に感じたんです。 FAQ:「RSpec って、要は Test::Unit でやっていることを別の書き方にしただけでは?」 この FAQ への短い答えはイエスです。 『スはスペックのス 【第 1 回】 RSpec の概要と、RSpec on Rails (モデル編)』 Rubyist Magazine えっ... じゃあ要らんやろソレ。いちいち手作業でチェック
2012年04月19日 最近、新人のテストコードを見る機会があり、ユニットテストの書き方について考える機会があった。ユニットテストはテンプレートみたいなものがあるので、それさえ押さえれば、誰でも簡単に書くことができる。 ここでは、その方法について紹介したい。サンプルはRSpecで書くが、その他のユニットテストフレームワークでも、応用ができるとおもう。 はじめにごく単純化すると、テスト対象は状態を持ち、入力を与えると何らかの出力を行なうものである。入力が変われば出力は変化するし、状態が変化すると入力が同じでも出力が変わる(かもしれない)。 ユニットテストは、テスト対象の状態を操作し、与えた入力によって意図通りの出力を得られるかを確認する作業のことをいう。なので、ユニットテストを書くときには、オブジェクトの状態ごとにメソッド単位で入力と出力を確認するようにする。 RSpecの疑似コードで書くと
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