アベノミクスの“第三の矢”に組み込まれたクラウドファンディング。小口の資金を大勢の人から集める新しい資金調達のツールを使って成功する企業も現れ始めた。 政治家向けのサービスも誕生 そのレディーフォーと僅差で2番手につけているのが、ハイパーインターネッツが運営する「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」。ECサイトの運営などを行っていた石田光平社長が、やはりキックスターターの隆盛ぶりに注目して11年1月に同社を設立。同年6月からプラットフォームを立ち上げた。 「クリエーティブなジャンルのプロジェクトに重きを置いています。ただし、そのジャンルは特に問いません」と広報担当の矢崎海さんがいうように、プロジェクトには、ご当地アイドルによる“街ソング”のプロモーションビデオや、築60年の古民家を再生して家具店の開業を目指すものなどが並ぶ。 これまでアップしたプロジェクトの数は700件以上で、「目標金