印刷 握手をするヤマダ電機の山田昇会長(左)とエス・バイ・エルの荒川俊治社長=東京都中央区 家電量販最大手のヤマダ電機は12日、住宅メーカー中堅のエス・バイ・エルの株式を最大約59%取得し、子会社化すると発表した。太陽光発電パネルや蓄電池を新築段階から設けるなどする「スマートハウス」事業を手がける方針だ。 ヤマダは15日からエス・バイ・エル株式の公開買い付けを実施する。さらに、第三者割当増資も引き受け、保有比率を高める。取得額は計約74億円となる。 震災後に節電志向が高まり、スマートハウス市場が急拡大の兆しを見せていることから、買収に踏み切った。店頭で、住宅と太陽光、家電などを組みあわせて顧客に提案。住宅についてのノウハウも蓄積し、家電メーカーとの新商品開発での連携も模索するという。