#052 スーパーカー解散に寄せて 突然の解散発表から1ヶ月+1週間、2/26に新木場スタジオコーストで行われるラストライブがいよいよ明日に迫った。“スーパーカー解散”、このニュースは日本のミュージックシーンにとって大きな出来事であり、またスーパーカーの音楽を愛した多くのファンにとってはあまりに衝撃的な出来事であり、僕にとってもそれは同じだった。僕がスーパーカーを愛したのは音楽はもちろん、彼らとほぼ同世代であるという世代意識の部分も大きな要素だった(スーパーカーはまさにそれを鳴らしたバンドだった)。どんな音楽を聴き、今という時代に何を感じ、彼らが活動を続けてきたのか。“代弁者”なんていうと仰々しいけど、彼らの音楽とそのスタンスが時代のムードを切り取ってくれていたことは間違いない。それも時にロマンティックに、時にパンキッシュに、キラキラと美しく。 まずはスーパーカーの歴史を振り返ってみよ