「日本の音楽業界は遅れている」――定額制サービス普及を阻む“日本的な事情”、KKBOX創業者に聞く(2/3 ページ) ――CDに代わる音楽流通の形は1つではないが、世界で定額制サービスが急伸している背景は。 リンCEO 2000年代中盤から7~8年ほどはiTunesが急激に台頭し、1曲当たり99セントで音楽をダウンロード購入するのが当たり前になりました。ところが昨年くらいから、iTunesの売り上げも横ばい、もしくは若干下がりつつあります。一方、定額制サービスの売り上げは伸びているのです。 これは人々が音楽を購入することに飽きたとか、10曲ずつ買うのに疲れたということではなく、理由は別のところにあると思います。 消費者の立場になってみると、99セントあれば楽曲を買うこともできるし、スマートフォンでゲームのアイテムを買うこともできます。つまり人々にとっては「楽曲を買うかどうか」だけでなく、エ
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