見積書はもちろん時候の挨拶文までスプレッドシートで処理する、という強者の話を耳にしたことがある。確かに、現在の水準まで高機能化した表計算ソフトを使えば、テキストボックスなどの小道具を駆使することで造作もなくその手の書類を作成できる。だが、データの再利用や効率化という観点からは、ムダが多いこともまた事実だ。 FileMakerが満を持して投入した新製品「Bento」は、そのような表計算万能主義に一石を投じるデータベースソフトだ。主に中小企業をターゲットとした「FileMaker Pro」シリーズと一線を画し、主に個人をターゲットに据え、エントリレベルの製品としてデザインされている。日本の「弁当」に名を取ったこの製品、美味いか否か、早速賞味してみよう。 パーソナルデータベースソフト「Bento」 動作環境はLeopardオンリー、果たしてその意図は?