三上勝生さんのブログ記事(http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20101216/p4)をブックマークがてらtwitterで呟いたことへの反応 ※誰でも編集可に設定してあります。
日本語の科学論文が通常の文章と一番異なっている特徴的なこととして「日本語の文章の中に英語をはじめとした西洋の言語が混在している」ということがあげられます。 欧文が混在しているといっても、文章として入ってくることは余りありません。多くは、人名や物質名、あるいはその略号などのような単語か数語の固まりが入り込んできます。さらに、数字とそれに併せて、量などの単位も極めて多く出現します。これらも言語としては欧文の扱いです。数字の扱いについては様々な考え方があるかもしれませんが、私は余程の例外ではない限り欧文扱いとしています。これは一見どうでもいいことのように思われるかもしれませんが、統一しておかないと半角の数字と全角の数字が入り交じるという結果を生みます。このことについては別の項で詳しく書きます。 この和文と欧文の混在という問題を何故取り上げたかといいますと、日本語の科学論文を版組する場合、この
JAGAT テキスト&グラフィック研究会の「電子書籍と日本語組版『W3C技術ノート 日本語組版処理の要件』出版記念」セミナーにいってきました。 このセミナーは「W3C 技術ノート 日本語組版処理の要件(JLReq)」が書籍として出版されたことの記念セミナー。 まず前提として「W3C 日本語組版処理の要件(JLReq)」について。 これは「日本語組版の仕様」について解説し、WWWで利用される標準技術としてW3Cに登録されたものの事。W3Cに登録されているので、この全文はWebで読む事ができる。(http://www.w3.org/TR/jlreq/ja/) 全部(無料で)読む事ができるんだけど、今回改めて紙の書籍として出版された。「Webで読めばタダですが、紙にすると5,000円」である。 W3C技術ノート 日本語組版処理の要件 作者: W3C日本語組版タスクフォース出版社/メーカー: 東京
1.1 この文書の目的 すべての文化集団は,独自の言語,文字,書記システムを持つ.それゆえ,個々の書記システムをサイバースペースに移転することは,文化的資産の継承という意味で,情報通信技術にとって非常に重要な責務といえよう. この責務を実現するための基礎的な作業として,この文書では,日本語という書記システムにおける組版上の問題点をまとめた.具体的な解決策を提示することではなく,要望事項の説明をすることにした.それは,実装レベルの問題を考える前提条件をまず明確にすることが重要であると考えたからである. 1.2 この文書の作成方法 この文書の作成は,W3C Japanese Layout Task Forceが行った.このタスクフォースは,次のようなメンバーで構成され,ユーザーコミュニティーからの要望と専門家による解決策を調和させるために様々な議論を行ってきた. 日本語組版の専門家(“JIS
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