大阪で逮捕されて警視庁に移送される日本赤軍最高幹部の重信房子氏=東京駅で2000年11月8日午後5時12分、松田嘉徳撮影 1970年代に中東アラブを拠点に活動を開始し、ハイジャックや大使館占拠事件を起こした日本赤軍。その元最高幹部で、今年5月に懲役20年の刑期を終えて出所した重信房子氏(77)がこのほどインタビューに応じた。当時の若者の政治的反乱とは何だったのか。約100人が死傷したイスラエルのテルアビブ空港乱射事件をどう振り返るのか。重信氏が、獄中での生活から、現在の日本の景色まで、美術評論家の飯田高誉氏(66)を相手に語った。【構成・平林由梨】 <後編は、当時から半世紀がたち、重信氏の目に現在の日本社会はどう映るのかを聞きました> 日本赤軍は、赤軍派だった重信氏がレバノンに革命拠点を求めて出国後、74年に結成した。テルアビブ空港乱射事件(72年)、在マレーシア米大使館を占拠したクアラル
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