2023年7月22日のブックマーク (2件)

  • 今週の本棚:斎藤環・評 『柄谷行人『力と交換様式』を読む』=柄谷行人ほか著 | 毎日新聞

    (文春新書・1100円) 精神医療の試みとして「回帰」する「対話」 2022年に上梓(じょうし)された大著『力と交換様式』の解説書。書はさしあたり、そのように位置づけることもできる。近年、ジャレド・ダイアモンドやユヴァル・ノア・ハラリらによる人類史がベストセラーになっているが、『力と交換様式』は、その哲学版とみることもできる。ただしダイアモンドやハラリよりもはるかに明晰(めいせき)で、それゆえの難解さがあった。書は柄谷自身のほか、大澤真幸、渡邊英理らの「解説」によって、平易かつ立体的な理解が可能になっている。 著者は、人類史を交換様式の発展の歴史としてとらえようとする。マルクスは歴史を決定づける要因として「経済的下部構造」、すなわち生産様式を挙げた。柄谷はそれに代わって交換様式を重視し、様式をA~Dの四つに分類する。すなわちA:互酬(ごしゅう)(贈与と返礼)、B:服従と保護(略取と再分

    今週の本棚:斎藤環・評 『柄谷行人『力と交換様式』を読む』=柄谷行人ほか著 | 毎日新聞
    kanflu
    kanflu 2023/07/22
  • 岐阜で過激?なポスター展 他の市が「配慮」して除外した作品も展示:朝日新聞デジタル

    世界の女性作家によるポスター展が21~23日、岐阜市の岐阜市民会館で開かれる。岐阜県大垣市が主催したポスター展では「子どもも出入りするから」などとして、外された27点を含む156点を展示する。 「世界の女性ポスターデザイナー展」は、日国際ポスター美術館(大垣市)の主催。展示するのは、もともと大垣市と市教育委員会が5~6月に開いた企画展のために、同美術館が協力して集めた作品だ。日を含む17の国と地域の31人から寄せられた。 大垣市のポスター展では、市側がスペース不足を理由に「一部を展示から除外する」と美術館側に伝え、27点を展示から外した。除外したのは反戦や反核、ロシアの侵攻を受けるウクライナをテーマにした作品や、女性の裸体をモチーフにした作品など。市教委文化振興課の鈴木元課長は、除外の基準について「会場は子どもを含む大勢の市民が集う公共施設。一定の配慮がいる」と説明している。 美術館側

    岐阜で過激?なポスター展 他の市が「配慮」して除外した作品も展示:朝日新聞デジタル
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    kanflu 2023/07/22