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ブックマーク / realkyoto.jp (1)

  • 中動態から想像力へ ——國分功一郎『中動態の世界』をめぐって REALKYOTO

    池田 今回は哲学者の國分功一郎さんにご登場いただきました。近著『中動態の世界』を起点に、主著の『暇と退屈の倫理学』について、さらに最近は想像力の問題について考えられているとのことなので、こうした関心についても、文化や芸術との関連を見据えながらお聞きできればと思います。 人間の弱さに対する関心 池田 まずは2017年に出版されて話題になった『中動態の世界』ですが、今回読み直してみて、やはりこのが医学書院から出されていて、依存症の問題がひとつの出発点になっているというところに意表をつかれる思いがします。というのもこのでは、古典ギリシア語の文法についての歴史的・哲学的な検討がたいへん緻密に展開されているからです。まずはこの中動態と臨床的関心との接点について伺いたいと思います。 國分 中動態への関心というのは昔からあって、当に自分はポストモダニストだなと思うのですが、近代的主体に対する様々な

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