![Amazon.co.jp: 悩みも迷いも若者の特技だと思えば気にすることないですよ。皆そうして大人になっていくわけだから。ぼくな: 横尾忠則: 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f246b9a0bc7b41ddd298686b85a0ed1eba7c4ea9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51wdXbi%2BJtL._SL500_.jpg)
現在、本部屋を整理をしている。 すでに本部屋は足の踏み場のないほどの量になっている。本の重みで床が抜けそうだと家族に文句を言われる。 仕方がないので、しぶしぶと本の整理を始めた次第です。 とりあえず、さして重要ではない本は除湿剤と防虫剤を入れた衣装箱に詰め込んで、納屋の二階にしまっておくことにした。 そこでも、床が抜けると文句を言われるのだろうな…。 で、片づけ方をしていると懐かしい本が出てくる。 つい読んでしまい、さっぱり片付かないのが現状です。 この本も、整理中に手を止めて懐かしさと言うか、今日本がいかに平和なのかを確認するために読み返した。 ボスニア・ヘルツェゴビナ、この国の名前は20年程まえテレビ上でよく聞いた名前です。 旧ユーコスラビアが崩壊し、民族・宗教の対立により激しい内戦が繰り返されていました。 その時私は、このことは遠い国の話、身近な事ではないと思い、同情という上から目線
話題の「バンド臨終図巻」をさっそく読んだ。 速水さんや推協賞評論家の栗原裕一郎氏や円堂都司昭氏、大山くまお氏と成松哲氏。5人の書き手が200ものバンドの解散理由をまとめた分厚い一冊である。一気読みするつもりはなかったが、仕事の合間にチラチラと読んでいたらけっきょくあっという間に読み終えてしまった。 序文を速水さんが書いてらっしゃったが、いかにもこれは彼らしい仕事のように思えた。世に漂う根拠のない俗説や偏見に鋭くノーを突きつけるハンターのような男である。初単著の「タイアップの歌謡史」で、世のなかからさして重要視されることのないCMソングの歴史と素晴らしさを熱っぽく取り上げ、「ケータイ小説的」はやはり同じく世のなかから軽んじられ気味だったケータイ小説を肯定的に読み解き、説得力のある現代文化論を展開させた。 しかし異色すぎる内容ともいえる。「バンド臨終図巻」は古今東西のバンド(シブガキ隊やラッツ
先日、児童ポルノを法規制することについて、記事を書いた*1。私はバーチャル・ポルノの法規制に反対だ。また、子どもを性の対象にするという、欲望を禁止することもできないと考える。その前提の上で、子どもを性の対象とする人たちについて、<法規制とは別の文脈で>よく考えたいと思っている*2。 次の本が、昨年末に発刊された。 欲望のゆくえ 子どもを性の対象とする人たち 作者: 香月真理子出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/11/20メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 97回この商品を含むブログ (15件) を見る 目次は次のようになっている。 本書を書いた動機 第1章 少女への想いを文学で昇華させる会社員 第2章 幼女を性的に描く漫画家 ■同人誌の現在 ■アダルトゲームの販売男性に聞く ■児童ポルノをめぐる国会の動き 第3章 男児に加害し、相互援助グループに通う男性 ■子どもの
セカイ系とは何か (ソフトバンク新書) 作者: 前島賢出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2010/02/16メディア: 新書購入: 28人 クリック: 641回この商品を含むブログ (68件) を見るすっかり告知ブロガーと化してますが、また告知です。 前島賢さんの初の単著『セカイ系とは何か』が発売されました。この本で、僕は「セカイ系」という言葉が生まれた当初についての話をして、ご協力させていただきました。ゲラも読ませていただいています。 ソフトバンク新書: セカイ系とは何か 目次一覧です。 この本は「セカイ系」という言葉を軸に、90年代後半から今までのオタク史、正確にはオタク論史を辿ります。「セカイ系」は生まれた当初は「エヴァっぽい」作品を表す言葉でした。それが、今では社会論をも語れる言葉となっています。なぜ、ネットで生まれたジャーゴンが、このように大きく成長していったか?
2010年01月30日22:34 カテゴリ読んだ本 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んだらTweet 話題の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んだので紹介したい。ここのところ本の紹介が続いているが、これは個人的に今年は本を読んで紹介しようの年にしたいからだ。ここのところあまり本読んでなかったので。学生時代は週3冊のペースで読んでたんだけどなあ。推理小説ばかりだったけどね。 で、今回のこの本。昨年末に「夜のプロトコル忘年会」に参加して、その場でこの本の編集者である加藤貞顕さん@sadaakiに紹介されて読んだもの。今年は勧められた本を読む年にしようとも思っている。小説などを中心に。ほっとくと社団法人セメント協会刊『セメントの常識』とかばかり読んじゃうからな。いや、でも面白いよ、『セメントの常識』。 で、
■まるで良質のミステリー 関東大震災の時に流言蜚語(ひご)に惑わされた日本人自警団が何の罪もない多数の朝鮮人を虐殺した−。 多くの日本人はこの事件にある種の後ろめたさを感じ、きちんと検証してみようとしなかった。 大震災から86年、工藤さんが初めてこの困難な作業に挑んだ。 まず、当時の日韓関係の中で朝鮮人のテロ、日本人襲撃が決して根拠のない流言蜚語ではなかったことを多くの資料・新聞記事から立証。 工藤さんは〈朝鮮人による襲撃があったから、殺傷事件が起きた〉〈テロリストの襲撃から家族や町内を守るのは正義といっていい〉と断定している。 当初は朝鮮人による襲撃事件を報じていた新聞がなぜ途中から事実を隠蔽(いんぺい)するようになったのか。それが、この本の大きなテーマに繋(つな)がっていく。まるで良質のミステリーを読むような面白さだ。 圧巻は虐殺された朝鮮人の数を検証する部分。当時、吉野作造は2613
「地球の歩き方」の歩き方 新潮社 2009-11-18 売り上げランキング : 37627 Amazonで詳しく見る by G-Tools「地球の歩き方」は学生のころからずいぶん熱心に読んだものだった。まあ、読むだけだったけど。 読み物として優れてたんだよなー、写真でしか知らない場所の実体験が生の声としてつづられてた。 「地球の歩き方」で面白かったのは、海外で泥棒や詐欺みたいな犯罪に巻き込まれた実話とか、悪徳商法に引っかかった体験談とか。 一番印象的だったのはチベットの未開放都市(外国人立入禁止)に入ったら中国公安に捕まって、その晩に同じ未開放地区の山中で高山病にかかった日本人が運ばれてきて、通訳として病院に向かったけど既に意識がなくて、肺気腫で死ぬのを看取った話。 他にはホテルでお湯が出なかったとか、虫が出たとか、どの店は日本語が通じるとか、物乞いがしつこいとか、お奨めの朝食とか、客引き
初版完売 光市事件「実名本」2万部を増刷 山口県光市母子殺害事件の被告の元少年(28)=死刑判決を受け上告中=の実名を記した単行本が出版された問題で、出版元の「インシデンツ」は26日までに、単行本2万部の増刷を決めた。初版の4千部は既に完売している。 元少年側は「原稿を事前に確認させる条件を守らず、同意がないまま実名を記載した」として広島地裁に出版差し止めの仮処分を申請しているが、著者側は「了解は得ていた」などと反論。「新事実が書かれ、社会的意義がある」(寺沢有・インシデンツ代表)と正当性を主張している。 少年法は、未成年時の事件で容疑者の実名報道を禁じており、初版は大手書店が販売を見合わせる動きもあった。
私の本が意外に若者に読まれている背景には、本書も指摘するように、いつの時代にも青春に特有の不安や「自分探し」があるのではないか。世間でいうほど絶対的貧困状態に置かれた若者は多くない(フリーターは被扶養者であることが多い)。かつての新左翼も政治運動としてはナンセンスで、全共闘はマルクス主義というよりアナーキズムに近かった。60年安保も、学生のエリート意識による「集団的なストレス発散」だった。 こういう若者の不安を食い物にする連中はいつの時代にもいるもので、著者が企画した対談で『蟹工船』ブームを起こした雨宮処凜やモリタクなどの「貧困ビジネス」は、ちょっとした成長産業だ。しかしかつての新左翼や原理などと同様、こういうカルトは何も解決しない。ただ新左翼は日本の高度成長の最中にそれを批判する見当違いのお遊びにすぎなかったが、いまロスジェネの直面しているのは日本社会の本物の病だ。 ところが雨宮・モ
「こ、これは、売れんな。出版テロだ……」――筆者自身がそう話すほど突き抜け過ぎた新書「自分でやってみた男」がこのほど、講談社アフタヌーン新書から出版された。 気になる映画やアニメのヒーローになりきり、ワンシーンを実際に「自分でやってみた」という書籍。ページをめくると、新書らしくない落ち着きのない紙面と、やたらと大きな写真が目に飛び込む。 映画「300(スリーハンドレッド)」のシーンを再現する男性陣、「グラディエーター」の剣士の格好をした男性の見開きドアップ、「北斗の拳」のケンシロウになりきった男性などなど、見知らぬ男たち(たまに女性)が「やってみた」写真が、これでもか、これでもかと迫ってくる。 「子どものころなら遠慮なくやれた。テレビを見てあこがれたヒーローのまねを、誰はばかることなく演じることができた。だが、大の大人がごっこ遊びをしていて白い目で見られずにすむということはない。日本社会は
レイプについて、進化生物学から答えている。 挑発的なタイトルや表紙とは裏腹に、まじめに、科学的に解き明かす。そして、オブラートにも修辞学的にも包んでいない、ある種の人びとの逆鱗を掻きむしるような結論に達する。さらに、こんな本を出せば大騒ぎになることを織り込んで、ある種の人たちの「主張」のいちいちに反証をあげている。 まず結論から。なぜ男はレイプし、女は苦痛を感じるのか?その理由は、養育の投資量に男女差があるからだという。 つまりこうだ。女は妊娠、出産、授乳に多大な時間とエネルギーを費やさなければならない。だから男選びも慎重になる。レイプは父親を選べず、子育てを困難にするため、女に大きな苦痛をあたえることになる。いっぽう男は養育投資が少ないことから、繁殖のため、多数の相手に関心を向けることになる。そんな男のセクシュアリティの進化が、レイプの究極要因だという。要するに男は色を好み、女は選り好み
吉本隆明によるマンガやアニメの評論をまとめた「吉本隆明 全マンガ論ー表現としてのマンガ・アニメ」が、小学館クリエイティブから発売された。 吉本にとって初となるサブカルチャー評論集は、「作品論」「原理論」「対談」の3部構成からなり、加えて今回の刊行のために語り下ろされた吉本のインタビューも収録されている。 第一部「作品論」は、1978年から2000年の間に吉本が雑誌や新聞で発表した、マンガやアニメに関する評論をまとめたもの。手塚治虫をはじめ、江口寿史、あだち充、かわぐちかいじ、つげ義春、長谷川町子、大友克洋、宮崎駿、さくらももこらを扱う。 第二部の「作品論」では文芸誌海燕(福武書店・現ベネッセコーポレーション)で執筆した評論を収録し、サブカルチャーを通じて捉えた情況論が展開されている。 そして第三部「対談」には、萩尾望都、中沢新一、大塚英志らとの濃密な対談を収録。知の巨人がいかにマンガと対峙
2ちゃんねる元管理人の西村博之(ひろゆき)氏が、このほど出版した著書「~僕が2ちゃんねるを捨てた理由~ネットビジネス現実論~」(扶桑社、777円)で、2ちゃんねる(2ch)をシンガポールの企業に譲渡した理由を明かしている。 ひろゆき氏は今年1月2日、ブログで2ちゃんねるを海外企業に譲渡したことを明かし、新春のネット界を仰天させた。譲渡の理由を問われても、「謎のままのが面白い」として語らず、ネット上では「管理に疲れたのでは」「訴訟対策では」といった憶測が流れていた。 著書によると、譲渡の最大の理由は、2chの運営に関して、ひろゆき氏のやることがなくなったこと。「やることといえば、2chのボランティアの人同士がもめたときなどに仲裁に入るぐらい。しかも、『メガネ板とコンタクト板を分けるべきか?』といったどうでもいい話でもめた時の仲裁に入るくらいだった」そうで、「それだけの仕事しかなかったのに、2
「成績上位の子どもの保護者は本をよく読む」「下位の子の親が好むのはテレビのワイドショー」。お茶の水女子大とベネッセ教育研究開発センターが共同で調査したところ、親をハッとさせるこんな結果が出た。保護者の普段の行動と子どもの学力には強い関係性があるという。 調査は07年11月〜08年2月、各地の5年生2952人と保護者2744人に実施。子どもにはベネッセのテストを解いてもらい、保護者には普段の行動などを選択肢から選んでもらった。 国語の成績をみると、上位4分の1の最上位層の保護者の70.6%が「本(漫画や雑誌を除く)を読む」と答えたのに対し、下から4分の1の最下位層は56.9%にとどまり、13.7ポイントの差があった。最上位層では「家には本(漫画や雑誌を除く)がたくさんある」という回答も72.6%あり、最下位層より24.6ポイント高い。「子どもが小さいころ、絵本の読み聞かせをした」も80.
1 昨年の小6生は、ひらがなカタカナがまともに書けない生徒が(成績とは無関係に)かなりいてものすごく難儀した。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20090414#1239655178 受験直前にひらがなとカタカナの指導を繰り返ししたが、なかなか直らず、バカじゃねえかこいつらとけっこう本気で思った。 もう一つ昨年の小6生に驚かされたのは、「舌切り雀」を題材とした入試問題を解いた時、「舌切り雀」を小6成績上位クラスの生徒のうち3分の1が知らなかったことだ。「笠地蔵」も「おむすびころりん」も知らなかった。題材となる民話を生まれてこの方聞いたことがないのでは問題を解けなくて当然だ。傾向としては子供に「お勉強」ばかりさせる見栄っ張りな家の子供が「日本民話」を知らない率が高かった。それが分かった時は入試直前だったので、もはやどうしようもない、お前ら中学生になったら「マンガ日本
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