「『大正デモクラシー』はどうして戦争を止められなかったのか」という歴史学者成田龍一氏へのインタビュー記事がSYNODOSに載っていました。 http://synodos.jp/politics/7102 大正時代の「大正デモクラシー」は、日清・日露戦争と日中・太平洋戦争の間に、民主主義華やかなる「理想郷」があったというイメージがあります。 1960年代の空気と大正世代の「昔はよかった」から生まれた? ところが、この「大正デモクラシー」自体、かなり虚構の存在です。 大正デモクラシーの言葉が生まれたのが戦後です。この用語も、「発明者」と言われている信夫清三郎(1909~92)自身が1959年に開かれた座談会において「大正デモクラシーということはだれが言い出した言葉か知らないけれども」と語っているくらいです。 ぶっちゃけると、左翼的な歴史観で生まれた概念です。そのため、最近では大正デモクラシーに