千葉県八千代市から2007年度に民間移管された高津西保育園で、園児の口に粘着テープを張るなど虐待が疑われる行為があったとして、運営する社会福祉法人四恩福祉会(西村信理事長)が女性保育士(51)を解雇、同じクラス担任の女性保育士(35)を依願退職としたことが分かった。保護者からは、市の責任での調査や、心のケアや再発防止策を求める声があがっている。 同園では1日朝、1歳児クラスで職員による不適切な行為があったとして「お詫(わ)びとご報告」と題した文書が玄関に張られた。 それによると、園児の口に粘着テープを張ったり動物の名で呼んだりした▽リップクリームを園児の顔に塗り携帯電話のカメラで撮影した▽隣室に園児を連れていき第三者に聞こえる強さでたたいた、という趣旨の3点を列挙。「反社会的行為をおこなった」と2人を処分し、施設長と事務局長を減給処分にしたと説明している。「園児や保護者の信頼を深く傷つ