神奈川県茅ケ崎市教育委員会は25日、市立浜之郷小学校の女性教諭が2年前に紛失したUSBメモリーからデータを18枚分プリントアウトしたとみられる同校や秋田県内の児童の個人情報が、同校近くの路上に散乱していたと発表した。 市教委によると、同校の敷地内の校門付近に22日午前8時半ごろ、学級名簿1枚が置かれているのを同校担当の市臨時職員が発見。学校から約1キロ離れた路上でも同じ学級名簿が5枚、行動記録が12枚散乱しているのを住民が見つけて学校に届けたりした。 USBメモリーは08年5月8日、同校4年の教室で、学級担任だった女性教諭の机の上の筆箱に入れてあったが、体育の授業から戻ると、なくなっていたという。以前勤務していた秋田県内の小学校の児童1人分の行動記録が保存されており、散乱していた書類の内容は保存されていたデータと同一だったことから、市教委は、このUSB内の情報が流出したと判断した。