(C) リゾームの生命力 「つくる喜び」「つくる面白さ」を欲望するモナドたちの戯れに、リゾ-ムとしてのBFの生命力が宿っている。したがって、何らかの枠組みを外からBFに持ち込もうとする企てはことごとく破綻するだろう。たとえば「BFは紙媒体の同人誌を発行する集団である」などもそうだ。モダン論者には理解しにくいと思われるが、個々のメンバーの意識はいざ知らず、BFの運動体にとっては「本」という形体さえあまたある表現媒体のひとつにしか見えてはいないからだ。この点については、コミケに参加する二瓶氏の「誘い」からはじまったBFの歴史が、まだ色濃いと考えることもできる。だが新しいメンバーたちの参画をバネにして、歴史的な経緯さえも軽々と越境されるだろう。BFのメンバーたち(といっても、固定されたものではない)には、喜びや面白さという欲望と、欲望実現に向けた意欲や努力の強弱にしか本質的な差異は存在していない
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