パリのレストランのプレスからメールが届いた。表題には「Sakés(サケ)とCeviches(セヴィチェ)のランチ」とあり、ジャーナリスト向けのプレゼンテーションをするという。 レストランの名は「RECH(レッシュ)」。魚料理で有名な老舗レストランで、2007年からはアラン・デュカスグループの傘下となり、モダンな内装にイメージチェンジ。今年になってめでたくミシュランの一つ星を獲得している。 著名レストランが催した日本酒の試飲会
「その農業政策では甘すぎます」連載を一時中断し、オーストラリアでオーガニック野菜を作っていた林祥隆氏との対談記事をお届けする。 林氏は1972年神戸生まれ、アメリカのフロリダにあるランドレイクハイスクールで学び、1996年オーストラリアに移住。2010年から農業を始め、野菜栽培で成功していた。しかし次回に触れるある事情によって農業の継続ができなくなり、2013年7月に一時帰国している。 オーストラリアの農業に果敢に飛び込んだ林氏の体験談は、筆者にとって非常に新鮮で刺激的なものだった。日本での農業経験はなくオーストラリアで初めて農業と向き合った方なので、日本の農家と感覚が全く違うことに驚いた。日本でオーストラリアの農業について触れた記事は少なくないが、現地で実際に農業をやっていた日本人の話を聞くのは私も初めてである。 新聞広告で農地を探した ──初めてお会いするわけではありませんが、対談記事
米国でワインといえばカリフォルニア州産が浮かぶ。しかしワシントン州産のワインは知名度こそないが実力派のワインだ。 ワシントン州ワイン委員会によると、同州のワイン生産量は全米2位で、州内に約750以上のワイナリー、350のワイン農家を有している。 カスケード山脈の東にはワイン醸造に適した土地が広がる。雑誌「ワインスペクテイター」2009年度ベストワインセレクション100では、ワ州産のワインが世界一に選ばれた。 姉妹州となる兵庫県にあるワシントンワイン協会でも実力あるワ州産ワインの認知を深めようと積極的に活動している。現在オレゴンワインボードと協力しながら日本でマーケティング活動を展開、全国の小売店・レストランを対象に毎年3月から4月にかけてワ州産ワインのプロモーションを行っている。 姉妹提携50周年兵庫の酒PR活動 兵庫県ワシントン州事務所はワ州、兵庫県の姉妹州50周年の関連行事で物産展を予
アフリカ北部・リビアの元最高指導者、カダフィ大佐が同国のシルトで殺害されたのは、2011年10月20日だった。当時は、独裁者カダフィを抹殺すればリビアに春が訪れ、北アフリカ一帯は安定に向かうだろう、と言われていた。 ところが、あれから1年3カ月が過ぎた今、現実は真逆なことが進行している。 例えば、暫定政権のリビア国民評議会(NTC:National Transitional Council)。反カダフィ勢力によって組織されたNTCには国際テロ組織アルカイダのメンバーが食い込んでいる。NTCが、その後シャリア(イスラム法)による統治を宣言したことで、周辺諸国は震え上がった。 イスラム過激派が勢力を拡大するマリ共和国 カダフィの死はアラブに春を招くどころか、北アフリカ、西アフリカを中心に深刻な影響をもたらしている。 トゥアレグ族が占拠するマリ北部のアザワド地域は、もともとアフリカやそれ以外のア
(英エコノミスト誌 2013年1月12日号) 財政および金融面の散財は、後退局面にある日本経済を再起動させられるだろうか? 2011年12月2日午前にトンネル崩落事故が起きた山梨県甲府市の中央道、笹子トンネルの入り口付近に集まる、救急隊員と警官たち〔AFPBB News〕 東京の西の交通量の多い高速道路(中央自動車道)にある笹子トンネルでは、天井を支える鉄製のボルトが35年間にわたり1度も検査されなかった。 12月2日、ボルトの600本以上が緩んでいたために130メートルに渡って天井が崩落し、トンネル内で車に乗っていた9人が押しつぶされた。 この惨劇は、安倍晋三氏を利する方向に働いた。安倍氏はその2日後に上首尾の選挙運動を開始し、日本のさびかけたインフラを修復するという公約もあって首相になった。 1月10日、安倍氏は公約通り、13兆円を超えると見られる巨額の公共投資――2011年の震災後の
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