IAUが正式に命名した数では、ついに土星の衛星が木星の衛星を逆転した。この数年間、土星の新衛星発見が相次いだ結果だ。なお、不確かなものも含め仮符号だけがついている衛星の数では、両者は63個で並んでいる。 命名された衛星は発見の経緯や実際の性質もさまざまで、それは名前の由来にも反映されている。 49番目の命名衛星となったAntheは、ギリシア神話に登場する巨人族アルキオネウスの娘に由来する。カッシーニが撮影した画像から発見され、2007年7月に発表されたばかりだ。ちなみに、カッシーニの画像からはいくつもの衛星が見つかっているが、そのうち2004年に発見されたMethoneとPalleneの軌道はAntheとひじょうに近い。MethoneもPalleneもアルキオネウスの娘。3つの衛星の軌道は、ミマスとエンケラドスの間にある。 50番目のJarnsaxa、51番目のGreipは、土星からの距離
台湾の古名、『唐土歴代沿革図』に「塔葛沙古《タカサゴ》」、『台湾鄭氏記事』に「塔加沙古」とあり。本邦の文書に「高砂」と記す。外国地名に和訓字を当てるは、邦人に読みやすく、かつ字数を節約し得る利益あり。 万延元年作、桂園森田行の『航米雑詩』に、 軋鬚碧眼|花間《パナマ》宰、脱v帽屈v腰搓v手待、鉄路四十又七里、分明画破東西海。 その註に、「花間は即ち巴納麻《パナマ》、邦音ニ因テ之ヲ填メ、以テ声調ヲ叶ハシム」とあり、こ れ、自注のとほり、詩の平仄の関係上、江戸を江都と書きし類に過ぎざるも、洋音訓訳の魁なり。 福沢諭吉は、世界の地名を記すに、和訓字をもつてするを便とし、その著『世界国尽』の凡例中に、「西洋の地名・人名等は、勉めて日本人に分り易きを用ふるやうにせり」とて、満落加《マラツカ》・荒火屋《アラビヤ》など出し、古来の翻訳者の、唐音の漢訳字を襲用する旧習を踏まず。これが、和訓音訳の中興開山と
賢治が集めた石16点 岩手大 2007年09月21日 幼い頃から石集めが大好きで、「石っこ賢さん」と呼ばれた宮沢賢治(1896〜1933)。岩手大農学部(旧盛岡高等農林学校)の付属農業教育資料館には、賢治が農林学校時代に採集した岩石や鉱石の標本16点が展示されている。 賢治直筆のラベルやメモも一緒に展示されている=6日午前10時23分、盛岡市上田3丁目の岩手大学農学部付属農業教育資料館で 「賢治のハンマーでたたかれなかった岩はない」と言われるほど、賢治は石集めに没頭した。緑泥片岩、安山岩、輝岩……。1916年から19年ごろにかけて集めたもので、岩手県内のほか修学旅行で訪れた三重県の石も。 16点の石は長い間、土壌学の研究者らが物置として使っていた構内の一室に埋もれていた。90年、ある助教授がたまたま、珍しい赤いラベルがはられた箱入りの岩石標本を見つけた。調べると、ラベルやメモの筆跡が賢治の
「特集名:東アジアの文字文化―表現する文字、創造される文字」月刊言語2007年10月号 月間言語では何年かごとに文字の特集が組まれている。過去の特集には次のようなものがある。 ・1996年8月号「失われた言葉の発掘-過去へのフィールドワーク」 ・2004年8月号「言語にとって文字とは何か-文字論の復権」 1996年の特集では、ヒッタイト語、ファイストスの円盤、西夏語、ソグド語、日本の古代の記号など、全世界の文字・言語が対象となっていた。 また2004年の特集では、一般文字論的な視点から、文字の機能が論じられ、対象言語は主に日本語(+楔形文字)であった。 そして2007年10月号の特集は、東アジアの文字である。漢字系文字、契丹文字、中国女文字、チベット文字、イ文字、モンゴルの文字、トンパ(東巴)文字、ベトナムの文字、日本語の文字、朝鮮の文字などに関するレヴェルの高い紹介がずらりと並び、月刊誌
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