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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (10)

  • エンケラドスの氷から「塩」を発見、液体の水の存在を示唆

    【2011年6月28日 NASA】 NASAの土星探査機「カッシーニ」が衛星エンケラドスから噴き出している氷の成分を調べたところ、地球の海水のようにナトリウムやカリウムが多く含まれていることがわかった。エンケラドスの内部に液体の水が存在している可能性を示す発見だ。 土星の衛星エンケラドスは水の存在が確認されており、もしかしたら生命がいるかもしれないと考えられている天体である。南極付近にある「タイガーストライプ(虎縞)」からは水蒸気や氷が噴き出しているが、その氷は液体の水が噴出して氷になったものか、それとも元々氷として存在していたものが噴出しているのか議論が続いていた。 この氷の成分を「カッシーニ」がダスト分析器を用いて調べたところ、エンケラドスから遠いところでは粒子の大きさが小さく塩分が少なかったが、エンケラドスに近いところでは粒子の大きさが大きく、地球の海水と同様にナトリウムやカリウムと

  • 土星の新衛星、名前は「Aegaeon」に

    土星の新衛星、名前は「Aegaeon」に 【2009年5月7日 IAUC 9041】 NASAの土星探査機カッシーニによる観測で、2008年に土星のG環に発見された小さな衛星が「Aegaeon」と命名された。 「Aegaeon」と命名された新衛星の画像。10分ごとに撮影。クリックで拡大(提供:NASA/JPL/Space Science Institute) 国際天文学連合(IAU)は、これまで仮符号のみがつけられていた土星の衛星「S/2008 S 1」について、「Aegaeon」(確定番号:Saturn LIII)と命名したことを発表した。この名前は、ギリシャ神話に登場する50の頭と100の手を持つ巨人に由来する。 土星のG環は物質がまばらで淡いが、一番内側には物質が集まった明るい構造がある。この構造は弧状環と呼ばれている。 Aegaeonは、土星探査機カッシーニが2008年8月15日に

  • 水星のクレーターに、ダリやムンクの名前

    【2008年12月1日 MESSENGER Web Site】 国際天文学連合(IAU)は、NASAの水星探査機メッセンジャー(MESSENGER)が今年1月に発見した地形のうち、新たに15個のクレーターの名前を発表した。新しい名前には、ムンクやダリなど世界的に知られる芸術家らの名前が選ばれている。 新たに命名されたクレーター。クリックで拡大(提供:NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington) 今年の1月にマリナー10号以来33年ぶりの水星接近を果たした水星探査機メッセンジャー(MESSENGER)は、これまで撮影されたことのない地形をとらえた。 今年の4月、メッセンジャーからの画像に見つかった新しい地形のうち、12個の地形に名前がつけられた。続いて今

  • 宮城県の地名「鳴子」が、火星のクレーターに

    【2008年8月7日 大崎生涯学習センター】 火星の小さなクレーターが、宮城県の旧鳴子町にちなんで「Naruko」と命名されたことが明らかになった。火星の小クレーターには世界各地の小さな町や村の名前がつけられるが、Narukoを含めて10個が日に由来している。 「Naruko」は1月18日に、火星のクレーター名として国際天文学連合(IAU)に正式に承認された。火星の地形の命名事情に詳しい広島県廿日市市の佐藤健氏が、東亜天文学会機関誌「天界」の2008年7月号で報告した。 地球を除く太陽系天体の地形名には、天体や種類ごとに一定の規則があり、火星のクレーターのうち直径60km以下のものには、原則として世界各地の人口10万人以下の町や村の名前がつく。しかし、太陽系天体の地形名を管理する米国地質調査所(USGS)の公式発表では、由来となった町が所在する国名だけしか明らかにされない。Narukoに

    kanototori
    kanototori 2008/08/10
    「「かつて日本にあった町」という説明」
  • 4つ目の準惑星、名前は「マケマケ」

    【2008年7月16日 IAU】(7月29日 更新) 国際天文学連合(IAU)は、2005年3月に発見された太陽系外縁天体(136472)2005 FY9について、「マケマケ(Makemake)」という名称を承認するとともに、準惑星として分類することを決定した。マケマケは4つ目の準惑星で、3つ目の冥王星型天体となる。 マケマケには、発見日時などで決まる「2005 FY9」という仮符号がついていた。カリフォルニア工科大学のMichael Brown氏らが2005年3月31日に発見し、2005年7月に2003 UB313(のちにエリスと命名)、2003 EL61とともに「巨大な太陽系外縁天体」として発表された。 エリスは冥王星よりも大きいことがわかり、IAUが惑星の定義を決定して「準惑星」という分類を創設する上で決定的な役割を果たした。「2005 FY9」は、知られている太陽系外縁天体の中では

    kanototori
    kanototori 2008/07/17
    ザ・モモタロウときたか
  • 宇宙最古のベビーブーム銀河、発見

    【2008年7月14日 Spitzer Newsroom】 123億光年のかなた、宇宙の年齢が現在の10分の1だったころに、年間に4,000個もの星を作り出している銀河が見つかった。宇宙で最初に誕生した銀河は小さく、時間とともに合体して成長したというのが銀河形成の定説。このベビーブーム銀河は、特異な例外に過ぎないのだろうか? すばる望遠鏡が赤い波長で撮影した銀河の姿(疑似カラー)。十字は銀河に付随する電波源で、銀河の活動がもっとも活発と思われる領域(提供:NASA/JPL-Caltech/Subaru) すばる望遠鏡の可視光データ(青と緑)に、スピッツァーの赤外線データ(赤と黄色)を重ね合わせた疑似カラー画像。爆発的な星形成の証拠が赤外線で現れた。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/Subaru) 5億光年の距離にある銀河II Zw 96では、複数の銀河が衝突したため激

    kanototori
    kanototori 2008/07/15
    恒星おそるべし
  • 土星の衛星4つに新しい名前 命名数で木星の衛星を逆転

    IAUが正式に命名した数では、ついに土星の衛星が木星の衛星を逆転した。この数年間、土星の新衛星発見が相次いだ結果だ。なお、不確かなものも含め仮符号だけがついている衛星の数では、両者は63個で並んでいる。 命名された衛星は発見の経緯や実際の性質もさまざまで、それは名前の由来にも反映されている。 49番目の命名衛星となったAntheは、ギリシア神話に登場する巨人族アルキオネウスの娘に由来する。カッシーニが撮影した画像から発見され、2007年7月に発表されたばかりだ。ちなみに、カッシーニの画像からはいくつもの衛星が見つかっているが、そのうち2004年に発見されたMethoneとPalleneの軌道はAntheとひじょうに近い。MethoneもPalleneもアルキオネウスの娘。3つの衛星の軌道は、ミマスとエンケラドスの間にある。 50番目のJarnsaxa、51番目のGreipは、土星からの距離

  • お城のプラネタリウム閉館、10月から科学館内へ

    【2007年7月2日 プラネタリウム・トピックス】 「お城のプラネタリウム」として昭和42年から親しまれてきた千葉市立郷土博物館が、7月31日で閉館となる。同博物館で長年運営されてきた天文普及業務は、10月にオープンする科学館施設「千葉市科学館」に引き継がれることになっている。 千葉市立郷土博物館では閉館までの7月31日まで、特別企画展「お城のプラネタリウム 〜40年の軌跡〜」を開催している。この企画展では日有数といわれる同博物館の古星図コレクションや投影のシナリオ、天文事業の歴史を振り返る資料を見ることができる。 製品情報 星ナビ 2024年4月号 3月5日 発売 綴じ込み特別付録「5分でわかる天体画像処理4 彗星編」 / ポン・ブルックス彗星の観測&物理 / 人工天体を撮る / ベテルギウスの初期解析 / 北米縦断皆既日の直前情報 / ほか ステラナビゲータ12 最新版 12.0

  • 正体不明、月の渦模様

    【2006年7月4日 SCIENCE@NASA】 月の地形といえばクレーターや海、山脈などいろいろあるが、どれにも属さない特殊な地形が存在する。その1つが、小型望遠鏡でも見ることができる「ライナーγ(ガンマ)」だ。そこには起伏がないのに、白い渦模様が見える。そして周りには磁場が存在する。長年研究されているにもかかわらず、その成因はわかっていない。 ESAの月探査機SMART-1が撮影したライナーγ。模様はおよそ30×60キロメートルの大きさだ。クリックで拡大(提供:ESA/Space-X (Space Exploration Institute)) 熱いコーヒーにクリームを注いで、ゆっくりかき混ぜたときの模様は誰でも見たことがあるだろう。よく似た模様が、月面にもある。ただし、大きさはコーヒーの上に描かれた渦の100万倍ほどある。おかげで存在自体は小型望遠鏡でもわかるのだが、どんな原理で描か

  • 探査車スピリット、火星に落下した隕鉄を発見か

    【2006年6月20日 NASA Mission News】 火星探査ローバー(探査車)「スピリット」が隕鉄と見られる2つの岩石を発見した。もし当に火星に落下した物体だと確かめられれば、双子のローバー「オポチュニティ」が2005年1月に発見して以来2例目となる。 右の画像で手前に写っている岩石は、他と違って表面がなめらかで、色も薄い。この岩石の名は「アラン・ヒルズ(Allan Hills)」。ここには写ってないが、すぐそばで見つかった岩石「中山(Zhong Shan)」とともに、宇宙空間から火星に落下した隕鉄ではないかと考えられている。 今、スピリットが探査している地域は冬を迎えている。日照時間が少ないため、スピリットはほとんど動かずに周囲を撮影しているが、そんな中で見つかった岩石には、地球の南極に存在する各国の基地などにちなんだ名前がつけられている。「中山」は中国の南極基地で、「アラン

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