『消したい?線路、消えた線路』 西暦2010年の今年、奈良では平城遷都1300年祭が行われ、県内各地で様々な催しが開催されています。現在(〜1月半ば)、測量をテーマにした企画展が平城宮跡資料館で行われています。先日観に行って来ましたが、田畑が広がっていた土地を1000年以上前の都の宮殿跡として発掘、保存してきた様子の一端をかいまみることができました。展示を見終わって宮跡内を散策していると、ゴトンゴトンゴトンと電車が走り抜けていきます。散策路の途中には踏み切りもあり、5分とおかず遮断機が下りて電車が通過していきます。 11月に奈良県が、この近鉄奈良線の移設に関するアンケートを行っていました。高架化すれば景観上新たに苦情が出るでしょうし、地下化すれば地上の景色からは消せますが、地下の埋蔵資料等の問題があるそうで、経済的なことだけでなく単純にはいかないようです。1300年という時間の流れからすれ