クリックして拡大するニューデリー郊外のグレーター・イノダで建設が進められているブッダ・インターナショナル・サーキット。初のF1インドGP開催が迫っているが、コースの舗装すら済んでおらず、グランドスタンドも目立つのは骨組みばかりだ=8月3日(AP) 10月に予定されている初のF1インドGPの開催が危ぶまれている。あと2カ月半あまりに迫ったにもかかわらず、サーキットの舗装は進んでおらず、ピットや観客用のスタンドも未完成のままだ。期日までに間に合わせるとインド側はあくまで強気だが、主催者のFIA(国際自動車連盟)関係者は「開催返上の可能性もある」と気をもむ。もっとも、「ぎりぎり綱渡り」はインドの“お家芸”。昨年10月にインド・デリーで行なわれた「コモンウェルスゲーム」(英連邦競技大会)も直前の突貫工事で何とか開催にこぎつけた。大会後には汚職事件が摘発されたが、F1でもまた、不明朗なカネの動きが指