【モスクワ共同】カザフスタンのトカエフ新大統領は23日、首都の名称を現在のアスタナから20日付で電撃辞職したナザルバエフ前大統領のファーストネーム「ヌルスルタン」に改称する大統領令に署名した。大統領府が発表した。ヌルスルタンにはカザフ語で一般名詞として「輝ける統治者」の意味もある。 トカエフ氏は20日の大統領就任演説で、初代大統領として旧ソ連時代末期から30年近い統治を続けてきたナザルバエフ氏の功績をたたえて首都名称の改称を提案。上下両院の合同会議は即日、全会一致で承認し、正式決定の最後の手続きが大統領令署名だった。