触らなくても気を付けて―。長崎市若竹町の元県生物学会会長、池崎善博さん(82)は、毒針毛を持つチャドクガの幼虫が市内のバス停近くで大量発生しているのを発見した。毛は風で抜けて舞いやすく、肌に刺さると赤い湿疹や強いかゆみが現れる。池崎さんは県内各地でも発生している恐れがあるとして、注意を呼び掛けている。 チャドクガはチャやツバキ、サザンカの葉に卵を産み付け、幼虫は葉を食べる。幼虫の体長は2.5センチほど。梅雨ごろと秋ごろの年2回発生する。体の表面を覆う長い体毛とは別に、0.1ミリほどの毒針毛が数十万本生えている。肌に付いた毒針毛をこすると、かえって深く刺さるため病院での受診が必要という。 池崎さんが幼虫を見つけたのは、同市赤迫2丁目の「六地蔵前」バス停付近。歩道とJR線路の間に植えられたサザンカの葉が、大量に食われているのに気づき、幹や枝先に数十匹から数百匹単位で密集するチャドクガの幼虫を発
![風で飛ぶ毒針に注意! チャドクガ大量発生 長崎「六地蔵前」バス停そば - 長崎新聞 2021/05/28 [13:00] 公開](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3fff9632523b6a0a1bda2e49e6cbc8baf9680c44/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnordot-res.cloudinary.com%2Fc_limit%2Cw_800%2Cf_auto%2Cq_auto%3Aeco%2Fch%2Fimages%2F770845436314714112%2Forigin_1.jpg)