通常の紙幣より紙が薄くペラペラだ。表面には中央に平壌の凱旋門が描かれ、その左に、 「朝鮮民主主義人民共和国 中央銀行 トン票 主体110(2021)年」 と印刷されている。 また、凱旋門の左下と右上に「5000」という数字が、右下にハングルで「五千ウォン」と印刷されている。裏面には中央に「5000」と大きい赤字があり、その左上には「朝鮮民主主義人民共和国 中央銀行」、右下にはハングルで「五千ウォン」と印刷されている。 韓国の一部メディアもトン票発行について報じている。たとえば、東亜日報(9月8日付)は「北、住民のドルをかき集めか、19年ぶりに外貨交換『トン票』発行」という記事で次のように書いた。 〈北朝鮮が最近、19年ぶりに「トン票」を発行したことが分かった。 トン票とは外貨と交換して使用させる紙の貨幣で、北朝鮮当局が住民の外貨使用を制限し、政府が外貨を確保するための手段として使用してきた
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