年金情報の流出問題を巡り、日本年金機構は全国の年金事務所などにおととしからパスワードの設定を徹底するよう指示し、すべての部署から「対策は完了した」という報告を受けていたことが分かりました。しかし実際には流出した45万人分の情報にパスワードは設定されていなかったことから、機構は虚偽報告の疑いも否定できないとして内部調査を進めることにしています。 関係者によりますと、機構は個人情報をインターネットにつながったシステムで扱う際にはパスワードを設定するなどとした内規に基づき、おととしから全国312の年金事務所などすべての部署に、パスワードの設定などを徹底するよう指示していたということです。 これに対し、すべての部署から、年2回の報告の際「対策は完了した」という報告を受けていたということです。 しかし、実際には流出した45万人分の情報にパスワードは設定されていなかったことから、機構は虚偽報告の疑いも