「YAWARA!」「20世紀少年」などで知られる漫画家、浦沢直樹さんの約19年ぶりとなる短編集「くしゃみ 浦沢直樹短編集」(小学館)が発売された。1980年代から常に連載が途切れることなく、ヒット作を連発している浦沢さんは長編のイメージが強いかもしれないが、短編の名手でもある。何かすごいことが起こるのではないか……とドキドキワクワクさせられるのは、短編も長編も変わらない。読者を魅了し続ける浦沢さんの創作の裏側に迫った。 ◇描き切れていないから描き続ける 浦沢さんは多忙なマンガ家だ。常に長期連載作を抱え、20年以上にわたり1カ月で6回締め切りがある生活を送っていたという。今回の短編集には、1995年発表の「ヘンリーとチャールズ」から2018年発表の「いっつあびゅうてぃふるでい」まで8本が収録される。担当編集によると、これだけ多くの連載を抱える漫画家としては短編が多い方だという。いつ短編を描い
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