刺激的なシーンから逃れては、この作品の本質は描けない ──3名からなる脚本チームですが、どのような出会いがあったのでしょうか。 髙橋:自分が(アニメ制作会社)のディオメディアさんが手がけた『BEATLESS』にシリーズ構成で関わらせていただいたのですが、そこでプロデューサーの天野翔太さんに『ドメスティックな彼女』が進行するときにも声をかけてもらったんです。 渡:最初に髙橋さんが全体の構成を決め、僕らは担当話数が決まってから加わる形でした。髙橋さんが組んでくださった構成を元に初稿を書き、それを全員集まっての脚本会議で揉んでいくというプロセスです。 ──性描写などを含めて刺激的なシーンも多い原作で、執筆も悩まれたのではと思います。 髙橋:少年マガジンとしては相当に攻めている原作で、それが持ち味でもありますが、アニメはあくまで地上波。昨今はアニメに対する規制も厳しいですから、社会的に難しい部分は