沖縄、辺野古移設なお疑問視 難工事を懸念、米軍も冷ややか 2024年01月11日07時08分配信 記者団の取材に応じる沖縄県の玉城デニー知事=10日午後、同県庁 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設で、政府は10日、地元の強い反発を押し切る形で軟弱地盤の改良工事に踏み切った。普天間の「一日も早い危険性除去」を「錦の御旗」に、自治体に委ねられた権限を取り上げる代執行という前例のない手法を取らざるを得なかった。ただ難工事を前に、2036年とされる移設の実現性を疑問視する向きは少なくない。 「国の横暴」「仕方ない」 辺野古工事着手に住民ら 玉城デニー知事は同日、県庁で記者団に「県民の民意を軽視していると言わざるを得ない」と政府を批判。「本当に12年で終わるのかという基本的な疑問が明らかになっているとは言い難い」と述べた。 政府が着手した大浦湾側の海底には「マヨネーズ並み」と指摘さ