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ブックマーク / realsound.jp (113)

  • 映画は東京をどのように描いてきたか? 速水健朗が語る、東京と映画の不幸な関係

    ライター、ラジオのパーソナリティー、テレビのコメンテーターなど多くの分野で活躍、リアルサウンド映画部サイトオープン時からの寄稿者の一人でもある速水健朗氏が、この春に2冊のを上梓した。一つは単行『東京β: 更新され続ける都市の物語』(筑摩書房)。映画テレビドラマや小説やマンガといったフィクション作品において、これまで東京がどのように描かれてきたかを検証しながら、スリリングかつ、時にアクロバティックな視点で都市論を展開していく一冊だ。もう一つは、新書『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』(朝日新書)。『東京β』が自由自在に過去と現在を行き来する「東京論」だとすると、こちらは東京の現在に焦点を絞ったその「実践編」と言うべき趣を持った一冊。いずれもいわゆる「映画」ではないが(特に『東京そこに住む?』にはその要素はまったくない)、東京に新たな視点を投げかけている点において、映画好きやドラマ

    映画は東京をどのように描いてきたか? 速水健朗が語る、東京と映画の不幸な関係
    kaos2009
    kaos2009 2016/06/06
    “――だから日本はね、まず森ビルがどんどん撮影許可を出すべきなんですよ(笑)。六本木ヒルズって、もうできてから10年以上経つけど、まともに映画の舞台になったことがない”
  • オリラジの「PERFECT HUMAN」なぜ流行? ダンスミュージックとお笑いの“合流地点”を読む

    お笑いコンビ・オリエンタルラジオを擁するダンス&ボーカルグループRADIO FISHの「PERFECT HUMAN」がiTunes総合ランキングで1位を獲得し、現在若者を中心に話題を呼んでいる。 RADIO FISHは、オリエンタルラジオの中田敦彦、藤森慎吾、中田の実の弟でありダンサーのFISHBOYとShow-hey、SHiN、つとむで構成されたプロジェクトグループ。2015年3月18日にオリジナル楽曲「STAR」でデビューを果たしていた。 これまでに数々の“リズムネタ”と呼ばれるものが流行してきた中で、なぜこれほどまでに「PERFECT HUMAN」がブームとなっているのか。2015年3月に自身のブログに『「ラッスンゴレライ」はどこが面白かったのか』を掲載して話題を呼んだ音楽ジャーナリストの柴那典氏は、芸人と音楽の接点を次のように解説する。 「リズムネタというジャンル自体は新しいもので

    オリラジの「PERFECT HUMAN」なぜ流行? ダンスミュージックとお笑いの“合流地点”を読む
    kaos2009
    kaos2009 2016/02/25
    “柴氏は続けて話題となっている楽曲「PERFECT HUMAN」についてこう分析する。 「『PERFECT HUMAN』の元ネタは、おそらく韓国の歌手・PSYの『GANGNAM STYLE』でしょう。また、『GANGNAM STYLE』の元ネタはおそらくアメリカのエレクトロ
  • なぜギタリストはステージでチューニングをするのか 兵庫慎司が“積年の謎”に迫る

    ライブ中にステージ上でミュージシャンが行う、ギターやベースのチューニング。あれ、どんな意味があるのだろうか。 曲間でボーカルがMCをしている時に、チューニングをしているのはまだしも、客電が消えSEが流れ、ステージに登場してアンプ脇に立てられていたギターを手にし、いきなり1弦ずつチューニングを確かめ始めるギタリスト。みんながみんなそうではないが、けっこうな頻度で目撃する。その間、こっちは演奏スタートを待ってぼーっとSEを聴いていなきゃならないことになる。そもそもギターはきっちりチューニングが合った状態でそこに置かれているはずなわけで、あれ、意味あんの? 何年か前に、その筋のプロである知人ふたりにたずねてみたことがある。ひとりは元々楽器店で働いていて、レコード会社へ転職して以降一貫して制作畑で仕事をしてきたディレクター(仮にYとします)。もうひとりはさまざまなバンドを手がけてきて、今も日々大忙

    なぜギタリストはステージでチューニングをするのか 兵庫慎司が“積年の謎”に迫る
    kaos2009
    kaos2009 2015/09/14
  • 米国で映画のテレビドラマ化が相次ぐ背景とは? 9月から『マイノリティ・リポート』も放送開始

    近年は、とりわけ有名映画テレビドラマ化が相次いでいる。「サイコ」の前日談を描いた「ベイツ・モーテル」、レクター博士の若き日を描いた「HANNIBAL/ハンニバル」、コーエン兄弟の「ファーゴ」をベースにした「FARGO/ファーゴ」など、枚挙にいとまがない。先日もデンゼル・ワシントンがオスカーを受賞した サスペンス・アクション「トレーニング デイ」のテレビドラマ化が発表され、9月から放送開始の新番組としてSFサスペンス「マイノリティ・リポート」のドラマ版が注目を集めている。その背景にある事情とは何なのか。 そもそもアメリカテレビドラマは、放送権、DVDリリース、動画配信を含めてワールドワイドにセールスを展開することを常に視野に入れているので、国際的に知名度が高いヒット映画の知名度を利用することは常套手段だ。加えて、00年代以降、映画界のビッグネームが次々とテレビ業界に格的になったことは、

    米国で映画のテレビドラマ化が相次ぐ背景とは? 9月から『マイノリティ・リポート』も放送開始
    kaos2009
    kaos2009 2015/08/31
  • 日本人は「演歌のリズム感」から脱却したか? コンサートの手拍子について考えた

    音楽リスナーのリズム感って、すさまじく変化したんだなあ。 と、実感した出来事があった。昨年の暮れ、2014年12月16日&17日に横浜アリーナで行われた星野 源のライブ、その2日目=17日の方でのことだ。 編全22曲中の21曲目に「夢の外へ」をやったのだが、その時、超満員のオーディエンスほぼ全員のハンドクラップが、ちゃんとスネアの位置に入っていたのだ。 いわゆる「裏」ということになるのか。「夢の外へ」は、「♪スッタンスッタン」というドラムの、とてもテンポが速い曲だ。うちのBPMカウンター付きCDJで再生してみたところ、平均BPMは113前後(中盤の3拍子になるところを除く)。これ、半分で計測しているから、2倍にすると226くらい、ということになる。 そんな速い曲なのに、その「♪スッタンスッタン」のうちの「スッ」じゃなくて「タン」の方で手拍子を打っているのだ、横浜アリーナをびっしり埋

    日本人は「演歌のリズム感」から脱却したか? コンサートの手拍子について考えた
    kaos2009
    kaos2009 2015/07/06
    “そんな速い曲なのに、その「♪スッタンスッタン」のうちの「スッ」じゃなくて「タン」の方で手拍子を打っている”
  • 黒人音楽をめぐるポリティカル・コレクトネスの現在 “ステレオ・タイプな表現”をどう脱するか

    音楽ライターの磯部涼氏と編集者の中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について語らう連載「時事オト通信」第4回の前篇。今回は、ラッツ&スターがももいろクローバーZとともに黒人を模して“顔の黒塗り”という表現をしたことにより巻き起こった議論や、韓国のラッパー・Keith Apeが中心となって日韓のラッパーをフィーチャーした楽曲「It G Ma」が世界中で話題となったことを取り上げ、ミュージシャンの表現とポリティカル・コレクトネスの関係について考察を深めた。(編集部) 磯部「ラッツ&スターの件で表面化した問題は、彼らだけのものではない」 中矢:最近、ネットでポリティカル・コレクトネス(差別や偏見を含まない言葉/表現を用いること。以下、PC)に基づいた炎上が盛んに起こっているように思います。ポピュラー音楽をめぐったものに関していうと、例えば、2月、「ニューヨーク・タイムズ」の田淵広子記者がツイッター

    黒人音楽をめぐるポリティカル・コレクトネスの現在 “ステレオ・タイプな表現”をどう脱するか
    kaos2009
    kaos2009 2015/04/08
  • クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」

    ミトは、ある種のランナーズ・ハイの状態にあるのかもしれない、と思った。こちらの質問に対して、そんなこともわからないのかと言わんばかりに呆れたような表情を見せながら、畳みかけるように饒舌に語り続ける。その話はある種の衝撃だった。 クラムボンが結成20周年を迎え、5年ぶりのアルバム『triology』をリリースする。9枚目のアルバム。彼らのバンドとしての個性もスタンスもすっかり確立されているはずなのに、しかし、このアルバムは、これまでの作品とはまったく違う意識で作られているようだ。何度も取材して気心が知れているはずのミトの変貌は、いつもと同じつもりで呑気にインタビューしにいった僕を戸惑わせるには十分だった。 彼と話していて思い出したのは、約20数年前、テクノにはまったころの自分。耳が変わり、意識が変わり、聴くものもすべてが変わって、それまで聞いていた旧来のロックみたいなものがすべて聞けなくなっ

    クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」
    kaos2009
    kaos2009 2015/03/24
  • 乃木坂46における「君の名は希望」と「制服のマネキン」の重要性ーー杉山勝彦の作曲力を読む

    乃木坂46の「制服のマネキン」、「君の名は希望」等の作曲を手がけた男性二人組ユニットUSAGIでも活躍する杉山勝彦(写真右) 1月23日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に乃木坂46が出演し、「制服のマネキン」と「君の名は希望」のメドレーを披露する。 乃木坂46は2012年2月にメジャーデビューしていたものの、先述の2曲を発売したタイミングでは同番組への出演はなかったため、これらの楽曲は今回が番組初披露となる。また、「君の名は希望」に関しては、生田絵梨花がピアノ演奏をし、メンバーが歌唱する特別バージョンということも発表されている。 この2曲は乃木坂46のレパートリーの中でも特に評価が高く、アイドル論者としても知られるBase Ball Bearの小出祐介(Vo/G)が雑誌連載において2年連続で「年間アイドル楽曲ベスト」に選んでいる(2012年「制服のマネキン」、2013年「君の

    乃木坂46における「君の名は希望」と「制服のマネキン」の重要性ーー杉山勝彦の作曲力を読む
    kaos2009
    kaos2009 2015/01/24
  • 日本語ラップとナショナリズム “不良映画”から読み解く思想の変化とは?

    音楽ライターの磯部涼氏と編集者の中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について語らう新連載「時事オト通信」第2回の後編。前編【ヒップホップとヤンキーはどう交差してきたか? 映画『TOKYO TRIBE』と不良文化史】では、今夏に公開された映画『TOKYO TRIBE』を軸に、90年代のヒップホップ文化やチーマー文化について掘り下げた。中編【『ホットロード』主題歌の尾崎豊はアリかナシか? 不良文化音楽の関わりを再考】では、引き続き『TOKYO TRIBE』に見られる不良文化について考察を深めるとともに、同時期に公開された『ホットロード』についても議論を展開。後編では、2002年に公開された日映画『凶気の桜』の背景を辿るとともに、そこから浮かび上がる近年の日のナショナリズムとヒップホップシーンの接点について考察し、さらには日のラッパーがどのような思想的変遷を経てきたのか、時代背景とともに推

    日本語ラップとナショナリズム “不良映画”から読み解く思想の変化とは?
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    kaos2009 2014/12/03
  • 栗原裕一郎緊急寄稿 過去のアイドル襲撃例から考えるAKB48襲撃事件

    5月25日、岩手県滝沢市で行われていたAKB48の握手会で、若い男が隠し持っていたノコギリで切りつけ、メンバー二人(川栄李奈、入山杏奈)と、彼女たちを護ろうとしたスタッフ一人が手や頭などを負傷する事件が起こった。 その場で捕り押さえられた犯人は、梅田悟という24歳の無職の男で、現在のところ「人の集まるところで人を殺そうと思ってやった。誰でもよかった」「AKBに特別な思い入れはない」「AKBなら誰でもよかった。切りつけたメンバーの名前は知らなかった」などと供述している。 芸能人が何者かに襲われる事件というのは、付き物といってよいほど過去に何度も起こっており、ツイッターなどでもその日のうちに事例が列挙されていたし、新聞も簡単な一覧を載せていた。どこのネジがどう外れていたかはさておき、ともあれいかれた奴がアイドルを襲ったという現象だけを取り上げれてみれば、今回の事件もまたありふれた一件にすぎない

    栗原裕一郎緊急寄稿 過去のアイドル襲撃例から考えるAKB48襲撃事件
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    kaos2009 2014/05/29
  • 佐村河内氏が記者会見で力説 「調性音楽の復権」はどのような文脈で登場したか

    全聾の作曲家として知られ、「交響曲第1番《HIROSHIMA》」などのヒットから一時は「現代のベートーベン」とも評された佐村河内守氏。しかし後の週刊誌のスクープにより、それらの楽曲の大半が音楽家の新垣隆によって手がけられていた、いわゆる「ゴーストライター」の手によるものであったことが明らかとなった。3月7日に行われた謝罪会見で佐村河内氏は次のように語っている。「私は70年間に渡る現代音楽というものに対して肯定的ではありませんで、昔の「調性音楽」というものの復権、そういう尖兵が現れて時代が変わればいいなあというような希望を持っておりました。当然この70年間続いたアカデミズムの伝統ですから、絶対に生きているうちにはこの長大な音楽、交響曲は演奏されないと思っておりました。でもそのことと、それを世に残しておく。いつか尖兵が現れて、時代が変わったときに「今の時代に見合うような音楽がここにもある」と誰

    佐村河内氏が記者会見で力説 「調性音楽の復権」はどのような文脈で登場したか
    kaos2009
    kaos2009 2014/03/12
  • 紅白の“真の優勝者”は綾瀬はるかだった!? どこよりも早い全曲レビュー(1/3) - Real Sound|リアルサウンド

    新年あけましておめでとうございます。 突然ですが「第64回NHK紅白歌合戦」、全曲目の感想をなぜか急いで書きます。 ご覧になっていた方も、録画してこれから観るという方も「どこよりも早い全曲レビュー!」ってことなので、どうぞ慌てて読んでください。 1. 浜崎あゆみ 「INSPIRE」 歌詞がひどく平凡で「ブログに書いておけばいいんじゃないのかな」と思うレベルですが、かつて中傷の対象だった歌唱力が如実に復調しているように思えました。一時代を築いた大スターに対する感想とは思えませんが率直に「歌がうまいな」と思いました。歌い終わったあとの「ありがとうございましたっ」という挨拶が体育会系で清々しかったです。 2. Sexy Zone 「Sexy平和Zone組曲」 一曲一曲を知らないのにブツ切りにメドレーにされているから正直よくわからないのですが、キャッチーで、あとルックスがめちゃくちゃ可愛い

    紅白の“真の優勝者”は綾瀬はるかだった!? どこよりも早い全曲レビュー(1/3) - Real Sound|リアルサウンド
    kaos2009
    kaos2009 2014/01/04
  • 【お知らせ】1月1日掲載の紅白に関する記事について

    1月1日に当サイトに掲載した記事「紅白の“真の優勝者”は綾瀬はるかだった!? どこよりも早い全曲レビュー」(山口真木氏執筆)に対し、多くのご意見・ご批判を頂きました件につきまして、編集部よりご説明をさせていただきます。 まずは、当記事内にて批評対象となる出演者を「見ていない」「(曲を)知らない」とした記述について、音楽レビューサイトとして誠実さに欠ける内容であったこと、深くお詫び申し上げます。 結果として、多くの読者の皆様を困惑させたことは、編集部における記事内容の精査が不十分であったと反省しております。この内容を受け、筆者とも相談の上で、記事公開を取り止める運びとなりました。 リアルサウンドでは今回のご批判を真摯に受け止め、今後の記事内容に反映させていく所存です。これからも何卒よろしくお願い申し上げます。 (リアルサウンド編集部)

    【お知らせ】1月1日掲載の紅白に関する記事について
    kaos2009
    kaos2009 2014/01/04
    “音楽レビューサイトとして誠実さに欠ける内容”http://archive.is/5trrX