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ブックマーク / realsound.jp (108)

  • 聖徳太子はなぜ「超能力者」として語られるようになったのか? 偽史言説や陰謀論のメカニズム

    『隠された聖徳太子――近現代日の偽史とオカルト文化』(ちくま新書) 『隠された聖徳太子――近現代日の偽史とオカルト文化』(ちくま新書)は、日史上もっとも神秘的な「聖人」である聖徳太子が、1000年以上ものあいだどのように語り継がれてきたのかを辿ることで、その時代ごとに人々がなにを求めていたのかを探った一冊だ。戦前/戦後の聖徳太子像の変化や、1970年代のオカルトブームにおける聖徳太子像などを捉え直し、「歴史」と「偽史」の曖昧な境界を歩む書は、昨今流布する陰謀論などについて改めて考える上でも有益な読み物と言えるだろう。著者のオリオン・クラウタウ氏に、オカルトや偽史も含めて聖徳太子を研究する意義を聞いた。(編集部) オリオン・クラウタウ氏。東北大学大学院国際文化研究科准教授。 専門は宗教史学(近代日仏教)。 ――そもそもクラウタウさんは、聖徳太子の存在をどのような文脈のもとに知ったの

    聖徳太子はなぜ「超能力者」として語られるようになったのか? 偽史言説や陰謀論のメカニズム
    kaos2009
    kaos2009 2024/05/28
    “聖徳太子のミステリアスな“語られ方”の中心的な要素のひとつは、キリスト教影響説ですね。その“語り”がどこから始まっているかというと、やはり久米邦武(1838-1931)の存在が大きい。”
  • 同人誌、なぜ電子より紙の本が人気? 大人気ぬいぐるみ“だいあぱん”「合同誌」制作者を動かす圧倒的熱量

    やさかはちる氏が主宰者となり、制作した合同誌。表紙のデザインからの体裁、紙質まで、とにかくすべてにこだわった力作。市販されている雑誌のようである。 ■ファンが集まり合同誌を制作! コミックマーケットなどの同人誌即売会は、紙媒体の魅力を存分に感じられる場でもある。特に、同人誌が誕生したころから普遍的な人気がある「合同誌」は、電子書籍が全盛になっても盛んに制作され、衰える気配がない。同じ志や趣味をもつ者同士が集まり、一冊のを作り上げる楽しみは何物にも代えがたいためだろう。『キラッとプリ☆チャン』の合同誌を制作したやさかはちる氏に、その魅力を聞いた。 ――やさかはちるさんは『キラッとプリ☆チャン』に登場する“虹ノ咲だいあ”のぬいぐるみ、通称“だいあぱん”のファン同士で合同誌を制作したそうですね。キャラクターの、しかもぬいぐるみのファンが集まるとは…… かなりマニアックな取り組みだと思いますが

    同人誌、なぜ電子より紙の本が人気? 大人気ぬいぐるみ“だいあぱん”「合同誌」制作者を動かす圧倒的熱量
    kaos2009
    kaos2009 2024/05/13
  • 人気漫画家 生成AIに絵柄を無断学習される“なりすまし横行”に苦言「削除困難ギリギリ現行法を回避する」

    クリエイターは生成AIとどう向き合うべきか?(unsplash) 生成AIに関する話題は、連日のようにSNS上で“推進派”と“規制派”が激しい論争を繰り広げている。なかでも、イラストなどのクリエイティブな分野では、特に議論が紛糾している状態にある。SNSで目にするのは生成AIを規制したほうがいいとする意見であるが、推進したほうがいいという意見も多い。現在進行形で進化している生成AIの扱いをどのようにすべきか、結論が出るには至っていないのが現状だ。 そんななか、生成AIに自身の絵柄を学習され、無断で絵柄LoRA(注:生成AIの絵柄学習モデル)を作成された漫画家がいる。『疫神のカルテ』などの作品がある樋口紀信である。樋口は生成AIを悪用され、実際に被害を受けた経験から、積極的にSNSで発信を行っている。いったいその被害の実態はどのようなものなのか。そして、生成AIと我々はどう向き合うべきなのか

    人気漫画家 生成AIに絵柄を無断学習される“なりすまし横行”に苦言「削除困難ギリギリ現行法を回避する」
    kaos2009
    kaos2009 2024/05/05
  • 全国博物館へのクリエイター派遣に賛否 地方学芸員「予算少なくほぼワンオペ、人手を増やしてくれたら」

    photo:Dim Hou(unsplash) 4月12日付の読売新聞の報道によると、今年度から、文化庁は全国の博物館に対し、魅力を高められるよう支援するために専門人材を派遣するという。 具体的な人材の例として、「展示解説の文章や映像・音声を魅力的にするライターや放送作家といったクリエイター」「博物館の資料をインターネット上などでも活用を進めるため、資料をデジタル化して保存する専門知識を持つデジタルアーキビスト」「資金を寄付などで集めるファンドレイザー」「マーケティングの専門家」を挙げている。今年度だけで50人の専門家を登録し、80館に派遣するそうだ。 筆者はこの報道を見て、違和感をもった。博物館に必要なのはそういった人材ではなく、まず学芸員ではないだろうか。強いていえばデジタルアーキビストは必要かもしれないが、とにかく学芸員こそが博物館の要であり、マーケティングの専門家の優先順位が高いと

    全国博物館へのクリエイター派遣に賛否 地方学芸員「予算少なくほぼワンオペ、人手を増やしてくれたら」
    kaos2009
    kaos2009 2024/04/21
  • ミン・ヒジン、NewJeansを成功に導いた異端の発想 「トレンドを無視した方がむしろ創意に富む」

    自分だけの感覚が通じる可能性も世の中に存在する ーーこれまでミン・ヒジンさんは、様々なカルチャーを時代・文脈を超えて融合させることで、世間が驚くような作品を生み出してきたと感じています。今注目しているカルチャーや音楽はどんなものですか? ミン・ヒジン:そうですね……私が思うに「注目される何か」は概ね能的な直観に自信が加わって完成度が出てきたと思います。したがって、ある特定のジャンルや文化に影響を受けることよりは、好みに基づいた多様な文化的ソースをどのように再解釈、再構成し、新しい手段として完成度の高い表現をするのかに集中する方だと言えるでしょう。そのため、常にすべてのことに対して開かれていて関心が高かったりもしますが、逆にすべてに関心を失ったりもします。 ーープロデューサーとしてのルーツを教えてください。 ミン・ヒジン:幼い頃の私は音楽映画が特に好きでした。特に音楽は幼い頃から、特

    ミン・ヒジン、NewJeansを成功に導いた異端の発想 「トレンドを無視した方がむしろ創意に富む」
  • ミン・ヒジン、NewJeansを成功に導いた異端の発想 「トレンドを無視した方がむしろ創意に富む」

    NewJeansの躍進が止まらない。2022年7月のデビューから約1年半、彼女たちが何かしらのアクションを取る度に大きな話題を呼び、その一挙手一投足から目が離せない状況が続いている。2023年に輝いたアワードやノミネート、日々更新されるレコードを上げ出したらキリがなく、もはやその人気ぶりは説明不要と言っても過言ではないだろう。 そんな彼女たちの活躍を支えるのが、総括プロデューサーのミン・ヒジンだ。S.M.entertainmentからキャリアをスタートした彼女は、デザイン面を受け持つクリエイティブディレクターとしてSHINee、f(x)、EXO、Red Velvetらの制作に携わり、人気グループへと押し上げるのに一役買った。そこからHYBE(当時はBig Hit Entertainment)へ活躍の場を移し、2021年にHYBE傘下の新規レーベルADORを設立。その第一弾としてNewJea

    ミン・ヒジン、NewJeansを成功に導いた異端の発想 「トレンドを無視した方がむしろ創意に富む」
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    kaos2009 2024/02/18
  • 『君たちはどう生きるか』なぜゴールデングローブ賞に? 現地記者が見た、日米での評価の違い

    宮崎駿監督による映画『君たちはどう生きるか』が、1月7日に発表された第81回ゴールデングローブ賞(2024年)の最優秀長編アニメーション映画賞を受賞した。 日国内では2023年7月、大規模な宣伝や試写会を行わず、謎の鳥のイラストのみが明かされるという状況で公開されたが、オープニング4日間で21.49億円という幸先の良いスタートを切った同作。一方、宮崎駿監督の作家性が強く出た作風に対する評価は絶賛派と酷評派で二極化し、2024年1月現在、国内の興行収入100億円割れで当初の勢いは失速したと見る向きが強い。 対して、北米では2023年12月8日に公開されるやいなや、興行収入でランキング首位となるなど、ジブリ史上最高額を記録している。今回のゴールデングローブ賞受賞で、さらに勢いを増すことは間違いなさそうだ。 米国で同作はどのような点を評価されたのか。米ロサンゼルス在住の映画ライターで、年度の

    『君たちはどう生きるか』なぜゴールデングローブ賞に? 現地記者が見た、日米での評価の違い
    kaos2009
    kaos2009 2024/01/17
  • 『アクアマン/失われた王国』は恐るべき映画だ ジェームズ・ワンによる“お疲れ様超大作”

    さすがジェームズ・ワン! 『アクアマン/失われた王国』(2024年)は恐るべき映画である。いや、内容は普通なのだが、これは凄い映画だ。お蔵入りしてもおかしくないほどの波乱の中で作られているのに、それを感じさせないほど普通に面白いのである。 話自体はよくあるものだ。前作で海のヒーロー、アクアマン(ジェイソン・モモア)は海底王国アトランティスの王になった。今回はそんなアクアマンに強い恨みを持つ海賊ブラックマンタ(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)が、太古に封印された悪の王様の力を使って復讐を企て、世界が存亡の危機に陥る……という順当な続編である。 しかし、この映画は完成に至るまで2つの大きな嵐に見舞われた。1つ目はDCスタジオがブチ上げた現行のDCユニバースの見直し宣言である。マーベル・スタジオ映画の『アベンジャーズ』シリーズ(2012年)で知られるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバー

    『アクアマン/失われた王国』は恐るべき映画だ ジェームズ・ワンによる“お疲れ様超大作”
    kaos2009
    kaos2009 2024/01/17
  • NewJeansの“未完成なティーン像”と日本女性アイドル文化のリンク 異端なコンセプトがK-POPに呼び込んだファン層

    2023年春頃から、韓国の5人組ガールズグループ・NewJeansに熱中し、時にはその音楽性などを解説したりする中高年の様を指した「NewJeansおじさん」というワードをたびたび見かけるようになった。デビューから1年2カ月が経った9月には同ワードに関する話題がネットニュースなどで再燃。なぜNewJeansは中高年の心をくすぐるのか、そしてこれまでのK-POPとはどういうところが異なるのかなどがより詳しく語られた。また、同事象は日だけではなく韓国でも起きているようで、国ファンイベントの参加者の多くが30代後半以上の男性だったという話題も報じられている(※1)。 確かにNewJeansについての多くのテキストでは、韓国映画『子にお願い』(2001年)などの映画タイトルや、TLC、スパイス・ガールズ、SPEED、宇多田ヒカルらアーティスト名をたとえに出したり、「○○的」という風にそこに当

    NewJeansの“未完成なティーン像”と日本女性アイドル文化のリンク 異端なコンセプトがK-POPに呼び込んだファン層
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    kaos2009 2023/09/18
  • 目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー

    目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日SNSMisskey』開発・運営インタビュー この1年、『X(旧・Twitter)』に大きな変化が起きている。イーロン・マスクによるTwitter社の劇的な買収劇にはじまり、サードパーティアプリの停止、APIの有料化、名称変更、大量のユーザーアカウントを停止する“凍結祭り”など、これまで恩恵を享受してきたユーザーにとってネガティブな出来事も多く、こうした事件が起きるたびに「ポスト・ツイッター」について議論がなされてきた。 個人的にもXに変わるテキストSNSの動向は注視しており、Meta社が公開したテキストSNS『Threads』のレビューや、『Mastodon』に代表される分散型SNSを取り巻く状況についても都度レポートしている。今回は分散型SNS、『Misskey』の開発を行うsyuilo氏と同サービ

    目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー
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    kaos2009 2023/09/09
  • 『あしたの少女』は生々しく現代の闇に切り込む秀作 結末を見届けたあなたは何を思う?

    リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、最近家での映画・ドラマ鑑賞のために氷が溶けにくいタンブラーを購入した橋が『あしたの少女』をプッシュします。 『あしたの少女』 作は、2017年に韓国の全州市で実際に起こった、大手通信会社のコールセンターの現場実習生として働き始めた高校生が、3カ月後に自ら命を絶つという悲劇的な事件の全貌を映画化した社会派ヒューマンドラマ。現代社会に対する若者の絶望感や諦めなどがとても生々しく表現されており、鑑賞しながら苦しいと感じたり、自分の現状と重ねて考えてしまう人も多くいるだろう。 2人の主人公を演じたキム・シウンとペ・ドゥナが作品を通して訴えることは、まさに今を生きる私たちに突き刺さる。利益優先の企業における労働の搾取を繰り返す会社/上司になればなるほど無責

    『あしたの少女』は生々しく現代の闇に切り込む秀作 結末を見届けたあなたは何を思う?
    kaos2009
    kaos2009 2023/08/25
  • 紙の値上がりが出版に大きな影響  業界関係者アンケートで「価格に転嫁」「ページ数を減らす」が半数以上

    2022年から2023年まで、出版に携わる人の半数以上が、紙代の値上がりが「あった」と回答――。株式会社インターカラーが出版業界人327名を対象にしたアンケートを調査で、ロシアウクライナ侵攻や長引くコロナ禍の影響で、紙の値上がりが出版業界に大きな影響を与えている実態が浮き彫りになった。 今回の調査は、「紙の値上げの状況と紙媒体広告への影響」と題し、新聞、雑誌、フリーペーパーなどの執筆・編集、出版・発行、印刷、製などに携わる全国の327名(男性272名、女性55名)を対象に実施。調査期間は2023年2月16日~2月20日に行われた。 回答によれば、紙代の値上がりが「あった」と回答したのが52.2%で、「3回以上あった」が22.9%にも及んだ。同社の調査では、2022年の紙の値上がり率の平均は24.3%で、著しい値上がりが続いていることがわかる。 この傾向は今年に入っても変わらないようで、

    紙の値上がりが出版に大きな影響  業界関係者アンケートで「価格に転嫁」「ページ数を減らす」が半数以上
    kaos2009
    kaos2009 2023/03/08
  • 目黒考二が開拓し、北上次郎が花開かせた書評文化ーー「本の雑誌」創刊者の功績を振り返る

    の雑誌風雲録』(の雑誌社)を書いた目黒考二さんが亡くなった。それは同時に、『書評稼業四十年』(の雑誌社)を書いた北上次郎さんが亡くなったことでもある。椎名誠さんらと「の雑誌」という書評を中心とした雑誌を「目黒考二」として立ち上げ、そこに「北上次郎」ほかのペンネームを使って数多のを紹介したことが、を軸にしたメディアを存在させ、同時に書評という行為でべていけるくらいの人を少なからず生み出した。この「リアルサウンドブック」というサイトが成立していることの根っこにも、目黒考二であり北上次郎の突拍子もない好きぶりがドッカと腰を下ろしているのだ。 カミムラ晋作による『黒と誠~の雑誌を創った男たち~』(双葉社)という漫画が双葉社の文芸総合サイト「COLORFUL」で2022年の4月から連載されている。11月には単行の第1巻が発売された。この漫画に描かれているのが、「黒」こと目黒考二

    目黒考二が開拓し、北上次郎が花開かせた書評文化ーー「本の雑誌」創刊者の功績を振り返る
    kaos2009
    kaos2009 2023/01/30
    “カミムラ晋作による『黒と誠~本の雑誌を創った男たち~』(双葉社)という漫画が双葉社の文芸総合サイト「COLORFUL」で2022年の4月から連載されている。11月には単行本の第1巻が発売された。この漫画に描かれているの
  • 『エルピス』大根仁監督ロングインタビュー 画期的な撮影から長澤まさみとの再タッグまで

    長澤まさみ主演ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(カンテレ・フジテレビ系)が12月26日に最終回を迎える。プロデューサー佐野亜裕美の実体験をベースにした要素も盛り込まれた渡辺あやによる脚や、挑戦的な作品のテーマが視聴者に熱を与え続けてきた作には、もう1人重要なキーパーソンがいる。チーフ演出を務める大根仁だ。SNSでは現場の様子や放送内容について随時言及してきた大根監督だが、これまで作について深く語ることはほとんどなかった。そして今回、最終回放送前のタイミングでロングインタビューが実現。作品に携わることになった背景から、現場目線でのドラマ全体の総括や画期的な撮影について、そして2011年の映画『モテキ』以来の再タッグとなった長澤まさみへの思いまで、たっぷりと語ってもらった。(編集部) ずっとやりたかった「ドラマの映像ルックを底上げすること」 大根仁監督 ――リアルサウンド映画部で

    『エルピス』大根仁監督ロングインタビュー 画期的な撮影から長澤まさみとの再タッグまで
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    kaos2009 2022/12/27
    “NHKとかWOWOWでやっている社会派ドラマのような、ちょっと暗くて硬いルックのもの、いわゆる「シネルック」みたいな感じにはしたくないと。かといって、普通の民放のドラマのようなツルツルしたルックにもしたくなく
  • 日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる

    先週末の動員ランキングは、『ONE PIECE FILM RED』が土日2日間で動員9万人、興収1億2300万円をあげて13週目の1位となった。11月6日までに累計動員は1301万人、累計興収180億円を突破しているが、ギョッとするのは週末の数字だ。興収1億2300万円で1位。これは、首位の週末興収としてはコロナ禍前までの水準だと年間でも最低レベルの数字である。 そのことを踏まえずに、今週末の日全国のシネコンのスクリーンが新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』にほぼ占拠されることを批判しても仕方がない。8月以降、新作では最終興収30億円の大台にギリギリ届きそうな『沈黙のパレード』をほとんど唯一の例外として、『ONE PIECE FILM RED』におんぶに抱っこ状態だった国内の映画興行。『すずめの戸締まり』は待ちに待った「大ヒットが約束された作品」なのだ。そこでもし観客を取りこぼすようなこ

    日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる
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    kaos2009 2022/11/11
  • 『妻、小学生になる。』中井芳彦Pが語る、奇跡が起きた舞台裏 鑑賞後のじんわりを目指して

    10年前に他界した最愛のが帰ってきた、10歳の小学生になって――。一見すると突拍子もないドラマに感じられるが、そこから見えてくるのは“愛する人を失っても進み続けなければならない”現実を生きる私たちの物語だ。 金曜ドラマ『、小学生になる。』(TBS系)が、3月25日についに最終回を迎える。の新島貴恵(石田ゆり子)が、なぜ小学生の白石万理華(毎田暖乃)に憑依する形で戻ってきてくれたのか。その意味を考えた主人公の圭介(堤真一)と娘の麻衣(蒔田彩珠)は、10年間できなかった前を向いて歩いていく決意を固める。しかし、まだ成仏できない貴恵の魂。そこへ今度は万理華が自分の意思で手を差し伸べるのだった。果たして、ラストにどんな奇跡を見ることができるのだろうか。 そんな期待と、新島家や白石家との別れが近づく寂しさが入り交じる中、作のプロデューサーである中井芳彦氏に話を聞くことができた。温かくも切ない

    『妻、小学生になる。』中井芳彦Pが語る、奇跡が起きた舞台裏 鑑賞後のじんわりを目指して
    kaos2009
    kaos2009 2022/03/26
    “原作もののドラマ化する番組をいくつか経験してさまざまな現場で学んだのが「同じタイトルだけど、ちょっと違う世界」であること”
  • ファミコンを買えず、仕方なく手に入れた「スーパーカセットビジョン」に人生を狂わされた話

    さまざまな懐かしのハードが“ミニ”になって復刻したり、海外では中古ソフトの価格が高騰したりと、近年色んな意味で改めて注目が集まっているレトロゲーム。そんなレトロゲームについて、音楽業界随一のゲーマー&レトロゲームコレクターとして名高い、KICK THE CAN CREWのMCUがひたすら語り尽くす連載「MCUの『ゲーム横丁8丁目』」がスタートする。 連載の初回として取り上げるのは、彼が初めて買ったハードである『スーパーカセットビジョン』。リアルタイム世代にとっては懐かしく、後追いの世代にとってはファミコンの影に隠れた知る人ぞ知るハードに、MCUはなぜ惹かれたのだろうか。(編集部) スーパーカセットビジョンとの運命的な出会い スーパーカセットビジョン(MCU私物) 連載第1回の今回は、僕が初めて買ったゲーム機、エポック社の『スーパーカセットビジョン』についてお話ししたいと思います。 当時、小

    ファミコンを買えず、仕方なく手に入れた「スーパーカセットビジョン」に人生を狂わされた話
    kaos2009
    kaos2009 2022/02/12
    “スーパーカセットビジョン”
  • 「ビッグコミック」創刊号の執筆メンバーが切り開いた道 その功績に迫る

    2021年10月8日、『カムイ伝』などで知られる漫画家の白土三平が死去した。また、9月24日には劇画家のさいとう・たかを(『ゴルゴ13』ほか)も亡くなっており、この2人の訃報は、多くの漫画ファンに“ひとつの時代の終わり”を否応なく感じさせるものであった。 というのは、この白土、さいとうに、手塚治虫、石森章太郎(※)、水木しげるを加えた5名こそが、日の青年向け漫画誌の草分け的存在である「ビッグコミック」(小学館)創刊号の執筆メンバーであり、つまり、今年の10月の白土の死去によって、その全員が鬼籍に入(い)ったということになるからだ。 (※)石森章太郎は1985年に「石ノ森」に改名しているが、稿では「石森」で通す。 そこで稿では、あらためて、「ビッグコミック」という雑誌の功績について、考えてみたいと思う。 新しい世代の漫画読者の誕生 「ビッグコミック」が創刊されたのは1968年。まだまだ

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  • 日曜劇場からハリウッド映画まで“世界のバイプレーヤー”に 國村隼の脅威の来歴とその魅力

    2021年――我々人類と國村隼さんのエンカウント率が非常に高まっている。TVドラマ『日沈没―希望のひと―』(TBS系)、Netflix映画『ケイト』(2021年)、映画『MINAMATA―ミナマタ―』(2021年)と、テレビ・配信・劇場のどこへ行っても國村さんと出会う状態で、まさに國村包囲網が出来上がっている。なかなかこういう機会もないので、今回は國村さんの脅威の来歴と、その魅力について書いていきたい。 『MINAMATA―ミナマタ―』 國村さんの凄みをひと言で表すなら、振り幅が広すぎることだろう。デビューから一貫して、國村さんは受ける役の幅が広い。元々は劇団出身で、『ガキ帝国』(1981年)で映画デビュー。現在も傑作として語り継がれている作品ではあるが、「作家性重視で実験を歓迎するけど、予算は1000万円」で知られるATG映画であり、衣装も自前という低予算な現場だった。ゲリラ撮影を多く

    日曜劇場からハリウッド映画まで“世界のバイプレーヤー”に 國村隼の脅威の来歴とその魅力
    kaos2009
    kaos2009 2021/10/18
    [、國村さんがMCUに入っていてもおかしくないと思う」
  • 「週刊少年マガジン」連載作品の半分がラブコメになったのはなぜ? 編集長に聞く時代背景と戦略

    「週刊少年マガジン」(講談社)連載作品の約半分がラブコメになっている。マガジン読者からすれば「何を今さら」な話だろうが、かつては読んでいたが最近は読んでいないという30代以上には驚く人もいるかもしれない。 マガジンでラブコメ作品が増えていった理由と、「マガジンらしいラブコメ」とはどんなものかについて栗田宏俊編集長のコメントを交えて考えてみたい。 マガジンの半分がラブコメになったのはなぜ? 30~40代のかつての読者には「マガジンはヤンキーマンガに強い」という人もまだいるかもしれないが、それにしてもなぜここまで増えたのか。栗田氏は「特にヤンキーマンガを強化しようとか、ラブコメを充実させようということはありません。いい作品を載せるというだけです。いい作品を載せていたら、たまたまラブコメが多かった。結果的にラブコメが多くなったのは、時代がそれを求めているからだと思います」と語る。 ラノベでも近年

    「週刊少年マガジン」連載作品の半分がラブコメになったのはなぜ? 編集長に聞く時代背景と戦略
    kaos2009
    kaos2009 2021/10/11