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ブックマーク / ch.nicovideo.jp/yamasitataihei (7)

  • かっての日本人は人種やら国籍に対する意識が薄めだったのかも:山下泰平のブロマガ - ブロマガ

    あけましておめでとうございます。新年といえば明治だし大正といえば新年だ!!! というわけで、明治大正あたりの娯楽小説を読んでいると、かっての日人は人種やら国籍に対する意識が曖昧だったように感じる。(今は知らないけど) 例えばイギリスでドリトル先生が黒人を馬鹿にしていた頃に、日小説の世界では武士道と騎士道を完全にマスターしたアフリカ出身の黒人が、ピンチに陥いった日人を助けるため日刀で悪人をぶった切っている。人種とか文化とか細かいことはどうでもいいから、黒人とか日刀とか武士道とか騎士道とか、とにかく格好良いの集めりゃいいだろという雑すぎる思想を基盤として創作されている小説で、全ては万歳で済まされていく。 万歳に勢いがあるため理屈はともかくなるほどッ!!と納得してしまうんだけど、この小説が書かれたのは一九一〇年代のことだ。西洋でも人権意識が向上しつつある時代で、それが日に輸入されて

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    kaos2009
    kaos2009 2015/01/07
  • 大正時代のヤバいは危険いで明治のヤバいはヤホイの仲間だった:山下泰平のブロマガ - ブロマガ

    火車軍次 : 韋駄天 第二編 旭堂南陵 口演[他] 島之内同盟館 大正一(一九一二)年 1912 大正時代は危険いと書いて、ヤバいと読んでいたらしい。それじゃ明治はどうなんだって調べたところ『日隠語集』 (稲山小長男 明治二五(一八九二)年)に、『ヤホイ又はクライ又はヤバイ』とある。 ヤバイ、クライはなんとなく理解できるが、ヤホイの意味が分からない ちなみに、夜に匍匐(ほふく)する様からヤバいとなったという俗説があり、『隠語辞典』 (栗田書店出版部昭和八(一九三三)年)でもそう解説されている。 不都合を意味する『やば』から来てるって説もあって、こちらは江戸時代からある。 「おどれら、やばなこと働きくさるな」 東海道中膝栗毛 だからなんだって言われると、なんでもないですって感じなんだけど、私はヤホイが気に入りました。

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    kaos2009
    kaos2009 2014/11/17
  • 電子書籍の信頼感:山下泰平のブロマガ - ブロマガ

    MP3 が流行はじめた頃には、すでに ID3 タグのことは、あんまり考える必要はなかった。 どういう仕組みか知らないけど、CD入れて圧縮すると情報を勝手に付け加えてくれる。今ではネットで音楽を買ったりするけど、やっぱり音楽の情報が付いている。WAV にはタグ付けられないとか、色々な話もあるけど、とにかく普通の人は音楽ファイルに情報付け加えるのに苦悩したりしない。音楽のファイルには曲名だとかアルバムだとかの情報が付いていて、聴く時に表示してくれるって思ってる。 そしてかなり昔に取り込んだ MP3 は、やっぱり今も普通に聴けて、情報を表示してくれる。 ところが電子書籍はそういう感じではない。 今の俺はダウンロードした近デジファイルに書誌情報を加えていこうと思ってるんだけど、電子書籍の書誌情報のフォーマットっていうのがあんまりよく分からない。いわゆる自炊ファイルの場合、ファイル名を『[著者名]書

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    kaos2009
    kaos2009 2014/10/06
  • 肉じゃがを考案したのは誰なのか?:山下泰平のブロマガ - ブロマガ

    肉じゃがは海軍由来の料理であるという噂があります。 肉じゃがの発祥は大日帝国海軍である。日露戦争でバルチック艦隊を撃沈した当時の国民的英雄・東郷平八郎が、イギリス留学中にべたビーフシチューの味を気に入っていて、それが忘れられなくて日へ帰国した後に艦上として作らせようとした時、ビーフシチューに普通使われる赤ワイン・ドミグラスソース・バターなどの材料が入手困難であったため、醤油と砂糖を使って作ったのが肉じゃがの始まりであるとされる。 http://dic.nicovideo.jp/a/肉じゃが実に面白いエピソードで、当であって欲しいところなんですけど、実際のところは少々怪しい話です。 確かに明治の後半あたりだと、肉じゃがはメジャーな料理ではありません。 『家庭和洋料理法』 (明治三八)には、ジャガイモ料理として、甘煮や三杯酢などが紹介されています。しかし肉じゃがは掲載されていない。

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    kaos2009 2014/09/25
  • STAP 細胞発見にまつわる異常な発言と異常な世の中:山下泰平のブロマガ - ブロマガ

    STAP 細胞良い話STAP 細胞や、小保方晴子さん個人に対しては、あんまり興味ないんですけど、文化的にはかなり面白い事件なので、俺はちょくちょく様々な人の発言なんかを読んでいます。 それで今更ながら興味位で小保方晴子さんが細胞発見したッ!!!って宣言してる動画を観たり、記事を読んだりしたんだけど、かなり異常でヤバいなと思いました。なにがヤバいかっていうと、こういう感じの部分です。『やめてやると思った日も泣き明かした夜も数知れないですが、今日一日明日一日だけ頑張ろうと思ってやっていたら5年が過ぎていました』今はどうか知りませんけど、賞賛されていた時期には、ここの部分が抜き出されて盛んに強調されていました。 これはつまり、ここの部分を好ましいと感じた人が多くいたということなのでしょう。発表会みたいなのには、かなりの演出があったみたいですから、この発言というのも、小保方晴子さんがそう思ったか

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    kaos2009 2014/03/26
  • 日清戦争における李鴻章への悪口について:山下泰平のブロマガ - ブロマガ

    今回の記事はとても長いです。 日清戦争の裏に市井の人々の活躍があった まずは歴史のお話です。 近代化されたメディアを利用したプロパガンダ活動が、日清戦争では盛んに行われました。日清戦争を、世界初の近代情報戦争とも定義することができるでしょう。 事実、清国によるプロパガンダに日は悩まされます。それでは日国はというと、戦時におけるメディア戦略が曖昧だったり、近代国家として諸外国に認めてもらうためルールに従って戦争したりしていましたから、なかなか微妙な状態でした。 そんな中、なす術のない日政府に成り代わり、立ち上がった市井の人々がいたッ!!!! 高度すぎてもはや我々には理解不能ですが、これは清国の悪口ソングです。当時の日では、このような清国の悪口ソングが大量に生産されていた。 なぜにこんなもんが大量生産されていたのかというと、あるオッさんがイチかバチかで、ちやんちやん征伐音曲集とかいう

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    kaos2009 2014/01/31
  • 明治二年の靖国問題:山下泰平のブロマガ - ブロマガ

    総理大臣が靖国神社参拝したら外人がすごい怒って、ヤッベーみたいになっている。 こういう時に感情的になってはならない。大切なことは過去から学ぶということです。そんなわけですから、日は明治二年に起きた靖国問題をひとつの事例として紹介したいと思います。 靖国神社っていうのは元々は招魂社っていう名前で、明治の二年七月に東京九段坂に設けられ、その時には五日間の大祭が施行されました。 大祭ですからいろんなオッさんが、様々な物品を奉納するわけですけど、残念なことにその中で熱血すぎるオッさんがいた。 このオッさんは熱血すぎる以外は良い人で、とにかく国のために死んだ奴らが喜ぶのもを奉納しようとすごく悩んだんだ。それは良いんだけども、いろいろ悩みすぎた結果、オッさんは武者がキリストを踏み潰している旗を奉納するという最低すぎるアイデアを思い付いてしまった。 これは再現画なんだけど、絵師が知識とか曖昧なまま描い

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    kaos2009
    kaos2009 2013/12/28
    詳しく調べたくなる文章力
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