全身がけいれんしたり意識を失ったりする症状がでる「てんかん」について、心臓の動きの異常から発作を予知できるという世界でも初めての装置を京都大学などの研究チームが開発し、来月にも臨床研究を始めることになりました。 転倒などの事故の防止に役立つと期待されています。 てんかんの患者は人口10万人当たり200人から300人いるとされ、突然の発作で転んでけがをしたり深刻な事故につながったりするケースもあります。 このため、発作を予知しアラームなどで患者に知らせる装置を、京都大学と熊本大学、それに東京医科歯科大学の研究チームが開発しました。 てんかんは、発作の前に脳で起きる異常が、心臓の動きを調節している自律神経に影響を与えることが知られていて、研究チームは、センサーを体に貼るだけで心臓の動きを計測し異常を瞬時に検知できるという小型の装置とソフトを開発しました。 これまでの研究では、発作が始まる数分か