ウェブに20年、ソフトウェアにさらに10年関わってきた今、僕はある症状に悩まされるようになった。「デザイナー症候群」だ。 簡単に説明すると、インターフェイスがひどくデザインされているとき、1番上に書いてあっても目当ての情報が見つけられないこと。 テーブルデザインがひどいとき、必要な答えが書いてあるカラムが見つけられないこと。 インターフェイスのデザインがひどいとき、正しいボタンを押せないこと。 なにかをシェアするようなサイトのデザインがひどいとき、僕は保存しようとして入力したデータを誤って消してしまうこと。理由は、多くのデザイナーなら「保存」ボタンを配置するところに「削除」ボタンがあるからだ。 これはみんなに起こることではない。だから僕はこれを苦悩と呼ぶ。もっと言うと、ほとんど僕以外のだれにも起こっていないようだ。 デザイナーではない友達や家族はびっくりするような(デザインとは呼べないよう