昨日、帰宅したら父が魚焼きグリルに薄切り牛肉を器用に広げて焼こうとしていた。 「は?なんで薄切り肉をグリル?」 思わず父に聞いてみたところ 「あ、焼いて食べようと思ったんだ。」 ますます頭にはてなが浮かぶ。 「どうしてフライパンじゃなくてあえてグリルで?」 そして出た衝撃の発言 「ああ、フライパンって使い方がわからないんだ。」 かなり衝撃を受けた。 だって、私の認識だと、我が家で一番料理が美味いポジションにいたのが父だったから。 もうすぐ70にもなる父は、別に自分から率先しては作らないが、お腹が減った時や母がいないときは料理をする。 そして、かなり上手い。 と、私は思ってた。 茹で卵一つだって、父が茹でると1ランク上だった。 固ゆでなのにパサつかないしっとり感。 まさに火が通ったちょうどその瞬間の固ゆで卵だ。 なにを焼いても、茹でても、煮ても、火加減、水加減、塩加減が完璧だった。 鍋を使わ