リオデジャネイロ五輪が閉幕した。日本が過去最多のメダル41個を獲得し、その熱闘に酔いしれながら連日寝不足に陥っていた人も多いはず。だが最終日の21日に行われた男子マラソンは1人の“元日本人選手”が日本勢3人を話題だけで完全に飲み込んでしまった。カンボジア代表のお笑い芸人・猫ひろし(本名・滝崎邦明)だ。 猫は155人中139位(リタイアは15選手)で完走。最下位のアブドレ・メスカル(ヨルダン)とのデッドーヒートを展開しながら最後は振り切り、完走した選手の中では下から2番目のタイムだった。2時間45分55秒で“ブービー賞”ながらも、持ち芸の「ニャー」のポーズでゴール。残念ながら日本の中継局だったNHKではこのシーンが映像で流されなかったものの、レース当日のネット上ではYahoo! の「検索データ」で「猫ひろし」のワードが1位に躍り出るなど話題を独占していた。 ちなみに3人の日本勢はいずれも惨敗